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HSP×社畜のトキメキ処世術(22)不惑を越えて見えるものとは


おはようございます。久しぶりに投稿いたします孤独のサイコマンです。

きょうは40歳を越えてくると見えてくることについてお伝えします。



よく男性の場合ですが、42歳が本厄、43歳が後厄といったりします。



私を多分にもれず、去年が42歳の年でしたが、ありとあらゆる災難が降り注ぎました。

まず、これはどうしようもないですが、「コロナ禍」、
また、パワハラなどによる休職、さらに、会社の業績悪化による給与の激減、

大腸内視鏡によるポリープの発見(それ以来禁酒していますが。。。)


原因不明の頻尿、(MRI,エコーなどあらゆる検査をしてもわからず、膀胱内視鏡だけはまだできていませんが、、、)

とにかく、いろいろなことが一度に降りかかりました。ただ、一方で、これまでの人生を見つめなおす重要な期間ともなりました。その変化についてお伝えしていきます。



①記憶力と集中力の衰え

労働

最初は記憶力と集中力の衰えです。


私は、キャリアコンサルタントのスクールに通っておりまして、最近最終試験があったため、

その勉強に手間がかかりました。ギリギリ合格でしたが、記憶力が明らかに下がっており、以前では考えられないほど苦戦しました。

テストは50問で一問2点で100点満点。70点以上が合格となります。



正直「さすがに本番じゃないし、ある程度難易度は抑えてくるだろう」と高をくくっていたら、とんでもなく難しく感じました。私は心配性なので、「万が一落ちて特別訓練助成金(15万円くらい帰ってきます)を申請できないと嫌だ」と思い、この1週間おそらく20時間くらいは勉強しました。


いわゆる攻略本みたいなもの2冊と過去問15回全部やって、さらに間違えたところをもう一度全部やり直しても合格ラインぎりぎりの70点ちょっと上回った程度です。



40歳を超えて記憶力が落ちているということがまず第一だと感じました。

キャリアコンサルタント試験というのは論理を学ぶ上で外国人の名前が100人くらい出てきます。
とにかく、それぞれの論理が抽象的なためその論理と提唱者の名前を一致させるのに苦労する受験者が多いのですが、私も正直大学も出ていましたし、世界史など記憶する学科が得意だったこともあり、「ある程度勉強すればいけるだろう」と思っていたので甘かったのです。


まず勉強していて思たのは「集中力」が学生の頃に比べると圧倒的に落ちていること。

学生のころは朝から晩まで、机にいても、あまり苦ではなかった記憶があります。集中すると頭がぼーっとしてきて、気づいたら10時間くらい勉強していて記憶も定着しているという感覚がありました。



しかし、今回は集中力が午前9時から始めたら12時の3時間くらいしか持たずすぐに「昼は近くの中華料理屋でチャーハンでも食いたいな」とか、邪念ができていしまい、集中できていないのを感じました。



集中できていないともちろん記憶もできませんから、案の定同じ問題を何回も間違えて、焦るという悪循環に陥っていきます。さらに記憶ができてないと自分に自信がなくなっていきますので、ますます焦ります。そうして負のスパイラルに陥り、結局本番でも、どう考えても間違えないイージーな問題も勘違いや思い込みで別の回答をしていしまい、結果的にギリギリで合格していたということになったのです。


ただ、おそらく過去問全部解いたのは受講生でも私くらいだと思いますし、それでもこの結果か、、と記憶力の低下と集中力の低下にただただ愕然した次第です。

②仕事観

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二つ目は仕事観です。
最近は昔のことを思い出しては後悔することばかりになっています。

一つはこれから新しいこと(転職や起業など含めて)を始めるのは容易ではないということです。

これまで小学校、中学校、高校と比較的に勉強ができたほうだったこともあり、とにかく東大、京大、早大、慶大以外は受験しないという学歴偏重主義が根付いてしまっており、何も考えず、受験をして、大学に進学し、何も考えずに大学で遊んで、大学の先輩にマスコミの話を聞いて、「楽しそう」というミーハー根性だけで、受験し、マスコミ業界に行ったのですが、今考えると「もっといろいろ真剣に考えて自分と向き合うべきだった」と常に思っています。


なぜ、マスコミだったのか。本当に伝える仕事がしたかったのか?大学のゼミがみんなマスコミだったからなんとなく、受験してしまったのではないか?ただ、「マスコミはかっこいい。マスコミは高給取り、マスコミは特権」などと安易な思い込みで自尊心をくすぐるためにマスコミ業界にいってしまったのです。



そもそも、マスコミというのは「自分が主人公」になることはありません。常にだれかにスポットをあててその人を取り上げるのが仕事なのですから、永遠に自分が主人公になることはなく、第三者のいわば無責任な視点で何かを書いたり、述べたりしているだけなのです。


みなさんご存じの通り、マスコミの劣化は著しく、だれかを幸せにしたり、誰かの人生を変えたりする報道というのはほとんど見られなくなっています。むしろユーチューバーのほうがその人の人生を変えたり悩みを解消したり、ピンポイントで個人の人生を豊かなものにする手伝いになっていると感じます。


これだけ個人の時代になって「多くの人に同じ情報を届ける」ということ自体ナンセンスになっていることは間違いありません。「必要な人に必要な量だけ」情報を届ければいいのです。


そういった自分の仕事にについても本気で考えず、ただなんとなく仕事をして、そこまで嫌じゃないので、続けてきてしまったのですが、いま真剣に「このままこの仕事を続けて人生を終えるのか」と思い悩むようになりました。



ほかの40代のみなさんも社会人歴は20年になり、学生とほぼ同じ時間を社会人として生きてきて、「これでよかったのか」と思い返すことは大変重要だと思います。


私も会社は3社目ですが、もちろんすべてが失敗だったといは言いませんが、もっと自己分析をして会社を調べて、自分の本当に適した仕事が何か?深く考える必要があったと思います。今はとりあえずキャリアコンサルタントの資格をとって、次のステップにいこうと思っていますが、報道では何もかえることができなことを痛感し始めていることも大きいのです。



だったら、個人個人の人生にとって重要なキャリアというものに一つ一つ真剣に向き合って一人でも多くの方に豊かな人生を歩んでもらう手伝いをしていったほうがいいのではないか、役に立つ人生ではないかと思うようになったのです。

③本当に大切なものとは?

メンタル

最後は「本当に大切なものとは」何かということです。
私は最近思うのは、日本は豊になりすぎて、今の環境を当たり前だと思ってしまうことが恐ろしいことだと思っているのです。

おいしい食事ができて、街中で銃撃されることもなければ、襲われることもなく、仕事もそういはいっても選ばなければつくことができますし、コロナだって、外国と比べると重症者は少なく、衛生状態も世界トップレベルで、四季があり、人が気を遣う人が多く優しく、暴言はそんなに吐かず、チャレンジすれば起業もできますし、政治家にもなれる、職業も自分でいくらでも選べる。。



これは当たり前ではないと思います。20~30代はひたすら、仕事をしてそのお金でキレイな女性と遊んで、楽しく酒を飲んで、おいしいものを食べて、羽目を外して、旅行をして、、、ということを繰り返してきましたが、それもこれも日本という特殊な環境がもたらしてくれているものだと思います。



さらに言えば、高校大学とお金を出して、進学させてもらった両親がいなければ、今のこの「自由」というものは謳歌できていないわけですから、いろいろな偶然が重なって今この瞬間を謳歌できているということだと思います。


奇跡的に現在は五体満足で肉体的・精神的にも追い込まれる痛みはなく、普通に歩けて、普通に呼吸ができて、普通に目が見えて、普通に手が動いて物がかけて、話ができて、座って、笑って、考えられるということは実はかなりありがたいことだと思います。



それは、私の周りにもいろいろなことで不幸なことが起きてしまったり体を壊したり、精神を病んだりする人が40超えると増えてきました。20~30代でももちろん同じようなことはありましたが、コロナ禍で一層そういったことが増えたように感じてしまいます。



私たちはあまりにも強欲すぎるのかもしれません。正社員になってお金はたくさん稼いで、幸せな家庭を築いて五体満足で、それでいて、会社で出世して、きれいな彼女を得て、、際限ない欲望に支配されて生きていくことがいかに大変か、いかに心苦しいか、その恐ろしさが40歳を越えてようやく実感してきました。


他人と比較しがちな人生であることもおそらく裕福すぎることの裏返しだと思うのです。必死にならないと生きていけないような原始時代のころは他人と比較する余裕も、明日のこと明後日のこと未来のことを考えている余裕もなかったと思いますが、目の前の獲物を獲得することに精一杯で、逆に、それが人生のもっとも充実する考え方だということもなんとなくわかってきました。



人生はものすごく短く世界は広いです。それが社会人20年目にしてようやく見えてきたところなんです。人間は本当に不条理で強欲で、不思議な生き物だということが、社会人20年目で、ようやく見えて、そこから本当に自分というものを見つめなおす契機になっていくのだと思っています。



今この瞬間を生きることに集中していきたいと強く思っています。

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