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定期試験対策(公立中学1年生英語)

 中1の英語は難しくなりました。アルファベットを書き、自分の名前を書き、出身地を書くなどという容易な問題も多少はありますが、中1英語の中間試験で90点を取れる時代は終了しました。何がそんなに変わってしまったのかですが、習う文法事項が増えた、英単語が増えたことにより出題される問題の種類が増えたのです。文法問題、読解問題、英作文、リスニング。しかも読解問題は中1にも関わらず初見問題も出る中学もあります。
このことを念頭に置くと中1の1番はじめの定期試験は勉強をしなくても良いというかつての感覚は何の役にも立ちません。しっかりと私立中学並みの受け取り方で勉強をしなければなりません。
 心構えからです。試験1週間前からの勉強開始では脱落組になる可能性があります。毎日の復習、つまり英単語暗記、文法の復習、教科書本文の解析などに取り組む必要があります。
 英単語は自分で確認テストをします。塾に行っている方でしたら実施してくれていると思いますので塾のテストをペースメーカーにするといいです。
 英文法も学校のワークで復習をします。しかし、学校のワークは比較的簡単ですのでさらに補強教材が欲しいです。市販の定期試験対策本も同時並行して進めるといいでしょう。塾に通っている方は塾の教材でいいですが、出来ればメイン教材だけでなく別の教材のコピーを貰うとより復習に効果的です。例えばメイン教材が「フォレスタ」でしたらコピーでは「教科書ワーク」や「必修テキスト」などを頼むといいでしょう。
 教科書本文は何よりもまず、日本語訳が出来ないといけません。そしてその次に行うことはその日本語から英作文をすることです。成績で5を狙う生徒はこの英作文を習得しております。事前に準備できることはとにかくしておくのです。
 リスニング対策では英検がいいです。中1ですと英検5級ですが、簡単に感じるようでしたら4級でもいいです。面白いことにリスニングだけは強い方もいますのでここはレベルを合わせます。
 配布プリントの重要性を述べます。試験2週間前あたりになりますと定期試験範囲表が配布されます。英語の試験範囲の欄に「配布プリント」とありましたら、配布プリントの勉強もします。基本的にはプリントの問題を解けるようにします。また、試験範囲に「授業中にやったこと」とありましたら、ノートも大切になります。もし授業中に余談を話しておりましたらその知識が出題されることもありますので、メモの心構えも持っておくといいでしょう。(教科書範囲ではないという言い分はききません。なぜなら授業中に話したから、となります)
 学校ワークは先ほど比較的に問題が簡単と述べましたが、定期試験では軽視してはいけません。英質英答、熟語問題、英作文問題などそのまま出る可能性が高いです。「試験範囲表に学校のワークを繰り返すこと」とありましたら、真剣に取り組んだ方がいいです。特にまとめのページは出題傾向にあります。
 教科書に記載されている問題ですが、こちらも取り組みます。そのまま出題される可能性があります。分からなければ友人に聞くなり、塾で質問するなり、放置しないことが重要です。
 さて、ここまで定期試験対策の取り組みを述べましたが、項目がたくさんあり、初めての定期試験を体験する中学生にしてみたら酷な状況です。初めは何をどう取り組んだらいいのかを軸に勉強に取り組む必要があります。項目を細分化して一覧表にして「リマインダー」などで明確にし、それを実践していく。自分一人では厳しいようでしたら友人や塾、保護者の方と一緒になって取り組むといいと思います。
 英語は科目なのか言語なのか。この捉え方一つで今後の成績での伸び具合が変わります。やはり言語と認識している生徒は、毎日やる習慣が身につきやすいです。中1生にこの感覚のシフトチェンジは難しいと思いますが、それもまた勉強です。

バナナを購入したいと思います。メロンも食べてみたいです。