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22年9月に読んだ本の一言感想メモ

◆22年8月はコチラ

・『はじめての構造主義』橋爪大三郎★★★☆☆

ざっくり言うと「西洋の自文化中心的な歴史観のアンチテーゼとして生まれた相対化の方法論」。筆者は国内であまり構造主義が議論されていないと嘆いているが、個人の意志よりも「世間体」とか「空気を読む」とか、他者の評価を重視する日本では自明すぎて必要ないのではと思った。

・『TikTokで人を集める、モノを売る』中野友加里★★☆☆☆

TikTokやったことないけど、初速で一定数の視聴が約束されてるのはクリエイティブ側としてはたしかに大きなモチベになるよね。ためしに類似サービスのshort動画を一本挙げてみたら本当に再生数えぐかった!

・『Web3新世紀』馬渕邦美、絢斗優、藤本真衣★★★☆☆

Astarの渡辺創太氏のインタビュー目当て。個人的にDAOの理念は大賛成だけどNFTはいまのところ懐疑的。しょうもない(失礼)ドット絵やリリース前の仮想土地が数億円で取引されるのは意味がわからん。

・『神トーーク』星渉★★☆☆☆

円滑な人間関係のために「相手の言葉を絶対に否定してはいけない」って繰り返し書かれているけれど、僕はうわべだけのYESマンよりも「嫌われるのを覚悟で耳の痛い意見を言ってくれる人」を大切にしたいな。

・『コロナショック&Xデーを生き抜くお金の守り方』藤巻健史★★★☆☆

20年以上前から日本財政破綻の警鐘を鳴らし続け、世間から「全然こないじゃんw」「狼おじいさん」などと揶揄されていたハイパーインフレ藤巻氏。しかし、ここにきて急激な円安がすすみ、現実味を帯びてきた。

・『死刑にいたる病』櫛木理宇★★★☆☆

不本意な大学生活を送る主人公が、かつて顔なじみだった連続殺人の死刑囚から手紙で呼び出され、「1件だけ自分に身に覚えのない冤罪があるので捜査してほしい」と依頼を受ける。和製版『羊たちの沈黙』みたいな話。

・『才能の正体』坪田信貴★★☆☆☆

ビリギャルの著者。才能は生まれながらでなく、後天的な努力の積み重ねで培われた能力を指すと言う。ただ魚に木登りが無理なように向き不向きはあるから他者よりも尖りたければ得意分野の見極めは必要だよね。

・『ロジカル筋トレ』清水忍★★★★☆

筋トレの大切さを説くインフルエンサーは数多いけれど、筋肉ムキムキの人によるガチめなトレーニング法ばかりで、運動不足を解消したいだけの僕は温度差に戸惑っていました。いやー、こんな本をまってたよ!!

《今月の私的トップ3》


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