21年5月に読んだ本の一言感想メモ

◆21年4月はコチラ

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・『マニャーナの法則』マーク・フォースター★★★☆☆

「マニャーナ」はスペイン語で"明日"の意で、「明日に先延ばしできる仕事はとことん後回しにしよう」という考え方。一見だらしないけど本当に今日すべきことが見えてくるし真面目すぎる日本人には必要かもしれぬ。

・『日本文化の論点』宇野常寛★★★☆☆

現代日本社会は、制度疲労と高齢化でゆるやかに衰退していく「昼の世界」と、その裏側でサブカルやネットで賑わう「夜の世界」に二分されており、後者に可能性を見出そうという話。前半は納得しながら読んだが、後半はAKBづくしで少しだけ引いてしまったw

・『ユダヤの商法』藤田田★★★★☆

戦後日本に資本主義と米国文化をいち早く輸入して大成功したマクドナルド社長が金儲けの秘訣を語る。ずっと前から読みたかったんだけど絶版で価格が1万円近く高騰してて諦めていたら復刻版が出たと知り即Get。現在ではアウトな言葉や表現もありますがこのいかがわしさたまんねぇわ←

・『ユーチューバーが消滅する未来』岡田斗史夫★★★★☆

オタキング氏の2028年未来予測。芸能人のユーチューブ参入はピタリ的中。その後は自動翻訳によるグローバル化で競争激化し、最終的にはAIの作るコンテンツが人間に取って代わるとのこと。評論家&学者が言いがちな「AIにはない人間らしさが~」みたいな逃げ口上がないので好感が持てる。

・『勝ち続ける意志力』梅原大吾★★★☆☆

国内初のプロゲーマー・ウメハラ氏の自叙伝。「一回勝つだけなら裏技やハメ手を使って楽することもできるが、継続して勝ち続けるには特定のスタイルや型に頼ってはいけない」という話は振り飛車党には耳が痛い(笑)。将棋に応用できる考え方が多くためになった。

・『弱いつながり』東浩紀★★★☆☆

「リアル=強い絆」「ネット=弱い絆」と考えがちだが、実は逆である。ネットを離れリアルに帰るのではなく、ネットに深く潜るためにリアルを変える旅をしよう、というネット民にとって面白い論旨の本。

・『起業の天才!』大西康之★★★★★

リクルート創業者・江副浩正氏の一代記。「情報」のパワーをいち早く見抜き、GAFAよりも10年早くネット通信のインフラ構築を目指したものの、既得権益層に目を付けられリクルート事件で社会的に抹殺されてしまう。ニートの僕には求人情報誌は嫌な思い出しかなかったけど本書を読んで見る目が変わりました。

・『SINGLE TASK 一点集中術』デボラ・ザック★★★☆☆

大半のビジネス啓発書では「マルチタスク(複数の作業を同時にこなす)」を推奨されるが、それはかえって効率を下げる悪習だから「シングルタスク(一つの仕事のみに専念)」すべきという内容。僕も同意見です。

・『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵★★★★☆

いまや世界的な知名度を誇るこんまりさんが片づけの極意を伝授。うわべの収納テクニックではなく、まず最優先は捨てること。そして「実際に一つ一つ手に取ってみて、ときめくか、ときめかないかで取捨選択する」というのは一見スピチュアル的だけど、実は理に叶っているなと感心した。

・『ブッダの獅子吼』北川達也★★★☆☆

ブッダが直接語ったとされる教え(原始仏教)にフォーカスした本。五戒(嘘をつかない、殺さない、盗まない、姦淫を避ける、深酒を控える)などは現代日本人のほとんどは意識せずとも守れてるんじゃないかな。

《今月の私的TOP3》


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