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23年4月に読んだ本の一言感想メモ

◆23年3月はコチラ

・『弟子・藤井聡太の学び方』杉本昌隆★★★★☆

小さい頃の記憶ってたぶん本人もうろ覚えだろうし、かといってご家族も将棋の技術的な考察は難しい。つまり若き日の藤井聡太について語りうるのは杉本師匠ただ一人。本書の証言は後々まで第一級資料になるはずだ。

・『お金持ちの教科書』加谷珪一★★★☆☆

お金持ちの特性や習慣をさまざまな角度で紹介した本。日本の億万長者は不動産に富が偏っているようだが、地価の高い都心部はまだしも、地方に土地を持つ人は人口減少でこれからどんどん資産が目減りしていきそう…。

・『リバタリアニズム』渡辺靖★★☆☆☆

米国の若者を中心に拡大しつつある第三政党「リバタリアン党」。あえて左右どちらかに分類するならリベラル寄りで、国家に干渉されない小さな共同体を志向する点が特徴。戦国時代の地方分権に近い感じかねぇ。

・『ヒトはなぜ「がん」になるのか』キャット・アーニー★★★☆☆

がんはあらゆる生物で起こるが、残念ながらヒトはその中でもわりと罹りやすい種族のようだ。がんを無理に根絶しようとせず、少量の薬物でゆるい共存をめざす"適応療法"は北風と太陽みがあって興味深かったな。

・『第三次世界大戦はもう始まっている』エマニュエル・トッド★★★☆☆

ウクライナ侵攻について物申す。欧州と地理的に近いだけあって、いつも冷静沈着なトッド氏にしては感情的なご様子。米国憎しのあまりロシアを身びいきしすぎな気はするが、物の見方を広げる意味で良い本だと思う。

・『脳のバグらせ方』世良サトシ★★★★☆

市井に出まわるモテ本は「※ただしイケメンに限る」有名無実なものが多いけど、本書は脳科学をもとに相手の潜在意識に訴えるアプローチなので汎用性がある。恋愛のみならず対人関係全般で役に立つんじゃないかな。

・『LIFESPAN』デビッド・A・シンクレア★★☆☆☆

「老化は近いうちに克服できるし、なんなら若返りも可能だぜぇ!」という超ポジティブな本。仮に古くなった身体をiPS細胞で全部新しいパーツに交換したら、果たしてそれは本当に『元の自分』と言えるのか…?(哲学)

・『世界一やさしい Twitter集客・運用の教科書 1年生』岳野めぐみ★★★☆☆

企業向けでビジネス色強めの内容。個人勢はあまり参考にならないかなーと思ったけど、知らない話もけっこうあって良い学び直しになりました。

《今月の私的トップ3》


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