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だって私は凡人やもん

ちょっと時間ができたので

いつも健康そのものの息子(6)が
珍しく熱を出した昨日。

熱はあっても
息子は朝9時ぐらいまで
ガッツリ寝て気持ちは元気、
起きて遊ぶ気満々である。

おとなしくしながら、
家で一日何して過ごそうか…

息子はipadで絵を描いていたら突然
「絵本を描きたい」
「この絵を印刷して絵本を作ってくれ」

なんて言い出し、

それなら、私が2年ほど前に
手がけていたアナログ版「メモリアル絵本」を作る時に買った
大量の無印良品のその名も「絵本ノート」があるから
それを使ってくれと絵本ノートを渡したところ
息子は目を輝かせて創作活動に励むように。

さて、私はその傍らで何をしようか。

こういう時間、
私はもっぱら絵の仕事を進めたり
インスタグラムの記事作りに励んだり
「生産的な活動」に使いがちなのだが、
何となく昨日は別のことがしたくなり、
本を読むことに。

それもビジネス関係の本ではなく、
さら~っと読める本がいい。

そう手に取ったのが、
ブレイディ・みかこさんのエッセイ
花の命はノー・フューチャー

ブレイディみかこさんの本を読むのは2冊目なんだけど、
(1冊目は『ワイルドサイドをほっつき歩け』)
ホンマにスカッとするし、
なんか非生産的な時間や自分を受け入れやすくなった。

非生産的で後ろ向きな私

最近の私といえば常に前向きであった。
正しく言えば、「前向きであらねばと」刷り込んでいた。

ナイチンゲールの「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから(以下略)」という有名な言葉があるけれど、
本を読んで、インスタを見て、Voicyを聴いて
「この成功者のような思考になろう」
「そしてこの人みたいな言葉が自然と出るようになろう」
「イヤな事があっても畜生!なんて思わないように」
「だってそういう思考が自分をダメにするから」
ここ最近の私はそんな感じだった。

確かに、
「夢に向かって前向きに、日々の行動に
意味と生産性を持って行動している人」と
「夢なんてなく後ろ向きで、日々の行動に
意味も生産性なんて考えもしない人」
どちらの思考を参考にした方がいいかと言われれば
前者の方が絶対に良いけど、

そればっかりじゃしんどい。

だってね、私は凡人やもん。
インスタやVoicyで輝く
スーパーマン(ウーマン)ではないもん。

他人を見て羨ましいと思ったり
失敗が怖かったり
イヤな事を根に持ったり
仏頂面のことも多かったり
言葉遣いが美しくなかったり
(そもそもボキャブラリーが少ない)
猫背だったり
LINEやインスタの返事は遅かったり

でもええやん。
だって私は凡人やもん。
非生産的で後ろ向きな部分も含めて、私やん。

だから、そんな自分を消そうとせず、
もっと可愛がってやろう。
そう思ったのでした。


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