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10/3ドラマ寸評 三者三様の(同性)恋愛模様「毒恋」「チェイサーゲームW2」「スメルズライクグリーンスピリット」


先々週から始まったドラマのうち同性愛がメインとなる3作品
作風が全く違ってなかなか面白いです
まずは「毒恋〜毒もすぎれば恋となる〜」

「毒恋〜毒もすぎれば恋となる〜」(TBS 火曜23:56〜)

BLドラマのステレオタイプかもしれないが、優等生な作品
視聴者が見たい展開、聞きたい言葉、空想した場面!?
好きな人にとってはキュンキュンしてしまうような場面の連続
細かいストーリーの矛盾などどうでもいい
見ている人の満足度だけが考えられたようなドラマだと思います

主演は「冷酷無慈悲な氷の法王」と異名が付いた弁護士・志波令真(濱正悟)とそこに転がり込んだワンコ系男子のハルト(兵頭功海)

そんな二人がなんだかんだとバディとなって(共同・同棲生活しながら)、数々の案件を捌いていく法廷バディもの…かと思っていたのですが
今のところBL方面に全振りな気がしておりますw
まぁその分、BL好きには満足できるのではないでしょうか?
そんな印象のドラマです


「スメルズ ライク グリーン スピリット」(MBS系、;テレビ埼玉 月曜24時〜)

第1話を見た時の感想
これはBL系おバカ学園コメディだ!

相変わらず原作漫画は見てないのでドラマを見ての感想です

そして第2話のセリフ・演技をピックアップすると…
「俺はお前みたいなホモ野郎が大っ嫌いなんだよ!」
「大っ嫌い、あんたなんか」
「女の子みたいなかわいい顔しやがって、ふざけんな!」
「しょうがないじゃない。俺の顔がそこら辺の女の子よりどーしたって可愛いのも、白雪姫みたいなたおやかボディなのも、わざとじゃないモン」
とか
メインの高校生二人の好きなタイプがガチムチ髭面体育教師だったり
元ヤンの母(酒井若菜)の後輩ヤンキーが鳥居みゆきだったり

3話以降では女の子との恋愛でドタバタ青春物語に発展…
ところが自分も知らない自分に向き合うという割とシリアスな高校生男子の心情のゆらぎ…という真面目な展開が起こったり…
主演の荒木飛羽はメッチャ美少年で美少女!
そしてもう一人の心に悩みを持つ高校生・桐野(曽野舜太)も普段はイケメン扱いされているだろうが、それをかなぐり捨てて熱演してます

このドラマ、BL系おバカ学園コメディの形を借りて
真面目にアイデンティティの確立だったり、性自認の話だったりを高校生目線で描く良質なドラマな感じがしております
「少年のアビス」とは全く違うタイプのドラマですが、意外と好きなドラマになりそうな予感がします


「チェイサーゲームW 2」(テレビ東京 木曜24:30〜)

こちらは菅井友香、中村ゆりか W主演のレズビアンカップルをモチーフにしているドラマ

レズビアンカップルであり、偽装結婚していたり
二人の間に現れるライバル的存在も女性などと
ちょっとトリッキーな感じはしますが
ストーリーそのものは王道の恋愛ドラマです

二人の間に立ちふさがる数々の障壁〜家族・親の問題だったり、初恋の相手の出現だったり、仕事上の政略だったり〜
があり、それを乗り越えることでより愛を確かめ合う
まさに王道のラブストーリーだと言えるでしょう
意外と性別や性的指向を乗り越えて、楽しめる作品になっていると思います

ちなみに私は男性で、性的指向はストレート
なのでこんな感想を持ちましたが、美しい女性がイチャイチャしているのを見るのは楽しいですw
中村ゆりかさんも先日まで放送されていたドラマ「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」よりも輝いているように感じます
というか「完璧ワイフ〜」では中村ゆりかさんのキュートさがほとんど出てなかったのがあまり好みではないところだったかなと
クールっぽくみえながらも、ちょっと抜けたような緩さこそが中村ゆりかさんの魅力だと思うので、この作品ではちょいちょいそんな場面があって楽しいです

以上3作品
男性・女性、性的指向、趣味などなど見る角度によって評価は大きく分かれる作品群
お好みに合えばと思います
ま、まれに「スメルズライク〜」のようにドラマを見て、自分の性的指向に気づくかもしれませんよ

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