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てるてる坊主

「てるてる坊主♪ てる坊主♪ あした天気にしておくれ!」
金曜日の遠足!晴れて欲しい!
月曜日から家族で作る「てるてる坊主」
遊び疲れてても必ず前日には作った。

正しい吊るし方は「のっぺらぼう」で。
顔を描いてしまうと、顔がにじんで泣いてるような顔にみえて雨が降るという言い伝えと、すでに江戸時代には「てるてる坊主」が飾られていた頃、
願いが叶い晴れたらお礼として、「てるてる坊主」の顔を描いて、お酒を供え川に流していたとのこと。

でも、ガッツリ顔書いてたけどね(笑)


なんとなくだが「てるてる坊主」は命がけで天気を晴れにして来たという
認識はあったが・・・
今回「てるてる坊主」の歴史を自分なりに調べてみた。

まずは参考までに「てるてる坊主」の歌詞

(1番)
てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよ
(2番)
てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
わたしの願いを聞いたなら あまいお酒をたんと飲ましょ
(3番)
てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

ほんとに命がけだわ・・・( ;∀;)


晴れたら「金の鈴」「あまいお酒」は、果たして命と釣り合いが取れているんだろうか?( ;∀;)

てるてる坊主の起源

てるてる坊主で晴れを祈る風習は、平安時代に中国から伝わったらしい。


中国の伝説

てるてる坊主で晴れを祈る風習は、平安時代に中国から伝わったのだそうです。ただし中国では「坊主」ではなく、箒を持った女の子・・・『晴娘』という名の少女にまつわる伝説がその起源といわれています。
遠い昔、雨が降り続いて困っていたとき、天から「その美しい娘を差し出せば晴れにするが、差し出さなければ都を水没させる」と声がしました。人々を大雨から救うため、少女が犠牲となり天に昇ると、空は雨雲を箒で掃いたように晴れわたったといいます。切り紙の得意だった彼女を偲んで、娘たちは紙で『掃晴娘(そうせいじょう)』を作って吊るすようになったのです。

いい話だけど怖いな~

日本の伝説
日本では、天候の祈祷をする僧侶に因んで「坊主」になったのでは、といわれています。「てるてる坊主の頭の中身」にまつわる伝説も・・・。
昔、降り続く雨に困っていると、ひとりのお坊さんがやって来ました。お経を唱えてもらえば必ず晴れることで有名なのだといいます。そこで殿様の前でお経を唱えてもらいましたが、次の日も雨は降り止みませんでした。罰として、お坊さんは首をはねられてしまいます。その首を白い布で包んで吊るしたところ、次の日はよく晴れました。これがてるてる坊主の始まり、なのだそうです。

いや!こっちのが怖いわ!


この歌詞が呪いの呪文にさえ聞こえる・・・
差し詰め「てるてる坊主」は呪具ってとこか・・・
もちろん冗談ですよ(笑)

子どもの頃「てるてる坊主♪ てる坊主♪ あした天気にしておくれ!」ここまでしか言ってなかったが、これでも十分、晴れにしてもらったな~

因みに「雨にしてほしい」場合は、逆さに吊るすか黒くするとよいらしい。作る時はのっぺらぼうにして南天の木に吊るし、願いが叶ったら必勝ダルマのように顔を描き入れるのが本来のお作法なのだとか・・・

まあ、冗談はさておき(冗談と言って無理やり舵を切る)
晴れて欲しい日に思いをはせながら作った「てるてる坊主」・・・
胸にワクワクを抱きながら、お呪い(おまじない)と呪い(まじない)の人形で晴れを占った昭和の子どもたち。

占い師が全力で「てるてる坊主」を作り、呪い(まじない)を唱える。
今は大人だが、今度、趣味の山菜採りに行く時に「てるてる坊主」を作って
ワクワクしながら寝てみよう。

(削除された幻の1番)
てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
もしも曇って泣いてたら 空をながめてみんな泣こう。


個人的には削除された幻の1番がけっこう好きだ。

きっと今のコンプラ時代なら3番が幻になっていに違いない・・・
by星希リタ



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