あしたのジョー
※今回は「あしたのジョー」を語る内容となっています。
古くも名作の漫画。
中学の頃、母の兄から全巻借りて読んでました。
読んだ人にこそ分かる、矢吹丈の真っ直ぐな生き様が本当にかっこいい。
何より好きなシーンは…
ジョーとかつて激闘を繰り広げたカーロスが、世界王者ホセ・メンドーサに敗れて廃人になり記憶障害を患いながらも、ジョーに会いに来るシーンですね。
カーロスのあの稲妻のようなパンチが、ボロボロでスローモーションになってしまった。
ジョーは涙をこぼしながらカーロスを抱きしめる。
初めて読んだ時、自分も涙が止まりませんでした。
最終回で、ホセとの試合後にジョーは死んだのか生きてるのか議論がありましたが、自分は生きてると思います。
死んでたら、あんな笑顔や体勢はまず保てないので。
一方、ホセは恐怖のあまり老いて白髪になった。
あれ、多分明確に分けてるんでしょうね。
ホセにとってボクシングは、家族を養う為のビジネスだった。
ジョーにとっては「勝つ」というより「闘う」事が生き甲斐だった。
ホセは、そんな闘神のようなジョーの領域に踏み込んでしまい、慄いた。
ジョーは、目標だった男と全力で闘いきって、満足して燃え尽きた。
僕はそう思っています。
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あしたのジョー
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