試し書きを通じて

こんにちは。森下と申します。

ある日の事。

書店のボールペン売り場にある
試し書きが出来るノートを
興味本位で開きました。

「こんにちは」

「バカ」

といった、ありふれた言葉が自由に書かれていました。

ご丁寧に日付まで加えてるものもありました。
試しに何か書いてみることにしました。

「道端に生える草花に気が付かなくなったら、人間はおしまいだ」

その1ヶ月後、再び書店に立ち寄りノートを開いてみました。
すると…。

「それな」

「わかりみが深い」

書いたページに言葉が添えられていました。

筆跡が違うことから、2人から反応を貰えたことになります。

その後も書店に立ち寄ることはありましたが
気付けばあの時のノートは無くなり
新しい物に変わっていました。

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試し書きを通じて

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