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アウトロー採用(ダイアログ・リクルーティング)の説明会を受けて

アウトロー採用(ダイアログ・リクルーティング)についての説明会を受けた。



アウトローというと、いかにも変わった人ばかりという印象があるが、決してそうでもなくむしろ参加者は女性の方が多かった。




みんなで対話する時間があり、「みんなと同じであることがいい」というのが嫌だ、個性が消えてしまう、会社になぜ合わせないといけない、「当たり前」がおかしいように感じる、なぜ髪を黒くしリクルートスーツを着るのか、人事に好かれる努力をする意味がわからない、面接を何回も受けるのは時間の無駄、行きたい会社がないけど働きたい、といった意見があった。



今の就活の仕組みは世界的な時代にあっていないと言われており、実際にも一部の人事は今の就活システムを嫌っている人事もいる。エントリーシートの書き方、面接の受け答え、どれもマニュアル化され、就活生がみな同じに見える、何を考えているかわからない、と言っていた。



また、正社員が安定と今でも言われるが、それはバブル前までであり、バブル後にはGDPはほぼ停滞しており、またテクノロジーの発展、世界の急速な変化に適応できない会社の寿命は短くもはや正社員が安泰とは決して言えない。ましてやこのパンデミックで旅行会社や航空業界は大手でももはや危ういとも言える。



この先どうなるかはほんとに誰も予想できず、所謂「正解」はないとされる。バブル前は「正社員」になることが「正解」でもあったが、今は違うのは明らかである。

大きい企業も小さな企業も生き残りはあまり差がなくなってくる、すなわち時代の変化にどう適応するかが鍵であり、会社の規模はもうどうでもいいとも言えるらしい。



そもそも「正規」が安定だ!と言える理由を考えてみてもバブルが崩壊してからはもう決して断定できないにもかかわらず、バブル時代の人は未だに「正社員」が安泰だ、非正規はダメだと言う。

しかも、親は子どもに出来るだけ名の知れた大きな会社に入ることを望む傾向にある。

オリンピックの森さんの発言は物議を醸すことになったが、これは家父長制が日本にて続くことを望み、昔の価値観から変わっていないことからの「女性蔑視」とも言える。

もちろん、SDGsや女性の社会進出が世界的に進み、世界から叩かれるわけである。



今はバブルの時代とは違うため、何が正しいか自分で考えなくてはならない。私の父と祖母は未だに年功序列や終身雇用の考えから離れられないのか、「上司に合わせないとダメだよ」などという。実は今の40代以降はこのような考え方を持つ人は非常に多い。



日本の就活システムは遅れており、近年アウトロー採用(ダイアログ・リクルーティング)に来る人は年々増えているらしい。

年々増えることから名前をダイアログ・リクルーティングという名前に変えていく予定らしい。



しかしながら、今現在若者でも意外とこの就活システムがおかしいと気づいていない人も実は多い。「社会がそのルールなんだから仕方がない」、「世界が日本に合わせてくれない」、「外国人はほんとに日本に適応しない」「外国人はクレイジー」という、世界の流れではなく日本の伝統的な流れに従っていると言える。しかしながら、「男尊女卑」という流れを見ると長い間、先進国で日本だけが変化していないことがわかる。



また、世界では資本主義の限界やAI化という言葉から変化に柔軟に適応しなくてはならない。



また、日本では大卒してすぐ働くことが推奨され、ニートという言葉がひどくネガティヴなものとして扱われるが、本日の説明してくれた人が「今の時代ニートもあり、留学もあり、ワーホリもあり、とにかく自分がほんとうにやりたいことを見つけたり、自分に付加価値をつけたり、専門性を身につけること、今後の世の中の流れがわからないからこそありだと思う」とおっしゃっていた。
時代がバブルのときと違うからこそ最短距離でかけあう必要は全くないと。



説明会は1ヶ月に一回開かれるのに、本日の説明会に約50人参加しており、今の就活システムがおかしいと感じている人が多いことに私は同じ考えを持つ仲間がいることに安心を覚えた。







・ダイアログ・リクルーティングのリンク
https://dialog-recruiting.work/

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