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ミャンマーの政情

ミャンマーの最大都市ヤンゴン中心部で6日、国軍のクーデターに対する大規模な抗議デモがあったらしい。軍側はインターネットを遮断し、抗議活動の停止を試みている。アウンサンスーチー氏はミャンマーにおいて絶大的な人気があり、アウンサンスーチー氏の拘束は大きな反響となり、デモ活動につながる。アウンサンスーチー氏はノーベル平和賞を受賞しており、ミャンマーではシンボル的な存在でもある。今回の騒動から隣国タイの反体制デモで「反独裁」を象徴するポーズとなった3本指を立てる人もミャンマーでは多く見られる。そもそも軍部側とスーチー氏の関係は複雑、またスーチー氏の夫はイギリス人であり、これが憲法の規定より国のトップである大統領にはなれなかった。国のトップは軍部であるとも言え、民主主義とはとてもいえない環境下である。
世界的な観点からは、多くの国がスーチー氏の釈放を望んでいる。しかしながら、軍の力が強く、独裁とも言える政治体制のミャンマーではしばらくカオスな状況が続きそうだ。できるだけ早く多くのミャンマー国民が望むような政治体制になってほしいものだ。






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