村神様56号-プロ野球ホームラン歴代第2位-

『村神様56号-歴代第2位-』というタイトルは何か日本の流れにやや逆行する気もしなくない。

ヤクルトの村上選手が56本のホームランを打ち、王貞治選手の記録を超えた。同時に三冠王の栄光をも手に入れた。
非常にめでたいことであり、日本中が歓喜にわき、流行語にもノミネートされた。

しかしながら、実際にはバレンティン選手がホームランを60本うっているためホームラン記録は第2位である。

マスコミで「日本人記録」と表記されることには誇張しすぎだと感じられる。
同類の表記として「外国人記録」といったものは見たことないし、この「日本人」という表記が昨今のSDGsや多文化共生の流れにあっていないようにも見える。

日本を含めた各国で移民なども多い中で、なんとなく「日本人と外国人」という分断を生みかねない表記だと感じてしまった。バレンティン選手と村上選手が区別されるのも、なにか歯がゆい気持ちにもなる。

とはいえ、王貞治選手の記録を超えたことはとても輝かしいことである。

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