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私の知らない世界 vol.2

東北に「退屈を求める人が訪れる宿」
というのがあるそう。

電気、電波がないので携帯は圏外。

食事も入浴もロウソクの光の中。
夜は暗いので新聞や本を読むのはなかなか難しいらしい。

そのため暇で暇で何をしたらいいのかと思うらしいが、
それが良いのだと、
そうなりたくて来たのだと、
テレビの向こうで穏やかな顔の旅行客が話していた。

デジタルデトックスになるからと結構人気のようなので、海外旅行や高級旅館とはまた違った現代人のオアシスなのかもしれない。

ちょっとずれた見方と言われるかもしれないが、
こういう楽しみ方ができるのは疲れている人の特権だなと思ったりもする。
過労は全く良く思わないが、
多少疲れた後のほうが食べ物がより美味しく、娯楽がより楽しいのと同じで、解毒感もより感じそうだなと思う。
何も頑張っていない人間(そんな人間がいるかは不明)がその宿に行ったところで、何を癒してどんなデトックスをするんだろうと思ってしまうし、
宿出たらすぐ「めちゃくちゃリフレッシュしました!まじでおススメです!」なんてよくわからない写真付きのツイートをするんじゃなかろうかとも思ってしまう。
いやそれデジタルデトックスしたせいでデジタルを欲してるやん。SNS好き側やん。っていうツッコミ欲しさのボケであるならば、百歩譲って面白いねと言えるかもしれない。


こんな意地悪を書いていたら書きたいことを忘れた。
ので、私の好きな小説の好きなところを添付します。

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