6月から「ゆるやかリモートワーク」を始めます。

こんにちは。株式会社ニードでプロデューサーをやっている山岸です。

株式会社ニードは、2020年6月からもリモートワークをゆるやかに継続することを決めました。
この記事では、ゆるやかリモートワークとは?というところから、会社として今後どんな課題を見据えているのか、まとめていきます。
同じような課題をお持ちの企業の方の参考や、ディスカッションの種になれば嬉しいです。

まずは簡単な会社紹介

株式会社ニードは、東京都渋谷にあるクリエイティブ制作を中心とした会社です。
Webサイトの企画から制作、Graphicの制作、ブランド作りのお手伝いなどを行っています。
所属人数はアルバイトを含めて20名程度。

また、クリエイティブ事業のほかに、クラフトビールのオンラインショップや飲食店の運用も行っており、そちらのスタッフを合わせた従業員の合計は30名のいわゆる中小企業です。

goodbeer(静岡県・沼津) : クラフトビールのオンラインショップ
Goodbeer STAND(福岡県・博多) : クラフトビアレストラン

人数規模の割に拠点が3つもあるというところが、他のクリエイティブ制作を行っている企業とのちょっとした違いかもしれません。

クリエイティブチームは、新型コロナウイルスの影響で、2月26日から、リモートワークを推奨とした働き方にシフトチェンジしています。
このような今までにない事態において、現在までどんなことを取り組んできたのか?今後をどう考えているのか?
会社として、社内スタッフに伝える意味も込めて、noteにまとめることにしました。

ニードが推し進める「ゆるやかリモートワーク」のかたち

「ゆるやかリモートワーク」のルールは簡単です。

・だれがいつ出社しても良い
・出社の事前報告義務はなし
・出社したかどうかは記録として残す

出退勤の記録は、専用のslackチャンネルを通じて行っているため、そちらに「出社」または「リモート」として記録しています。

私達が「ゆるやかリモートワーク」を推進する意味

ニードでは新型コロナウイルスの影響が大きくなり始めた2月26日から、任意での出社に切り替えし、リモートワークに取り組んできました。
もともとは常に20人程度がオフィスに出社していましたが、今日出社しているのは5名だけです。

渋谷の街は昨日から109やPARCOなどの商業施設もオープンし、人が戻ってきた印象です。

画像1

ニードでは、5月25日に緊急事態宣言が終了する前から、ゆるやかなリモートワークの継続(任意出社)を考えはじめていました。
一時的ではなく、むしろそれを会社の標準とできるように。

現在のようなコロナウイルスの脅威がある中では、リモートワークを行うメリットはありますが、コミュニケーション面での課題は大きいと感じています。
ただ、それ以上に「働く場所を選べる」「固定費の削減によるスタッフへの待遇アップ」というメリットを大きく感じています。

小さい会社ですし、売上もコロナ禍においてダウンしてしまいました。
本来であれば充実した福利厚生や手当の支給も考えていくべきなのですが、今は、正直そういった余裕がないのが現状ではあります。

それでも、今回変えることが出来た働き方を、継続し更に良くしていく。
社内スタッフにフィードバックしていく。

そちらの方に興味があるし、未来も感じている、というのがニードとして「ゆるやかリモートワーク」を勧めていく1つの大きな意味でもあります。

目下の課題はコミュニケーションと、教育

様々な調査で明らかになっている通り、どの企業でも同じ課題を持っているようです。

ニード社でも、ゆるやかなリモートワーク開始にあわせて、社内アンケートを取りました。

・ゆるやかリモートワークに賛成か反対か?
・リモートワークに対する意見
・不安なこと、会社にやってほしいこと
・ニードとして新たに取り組んでみたいこと

アンケートに関する詳細な内容は、今後別の記事にしようかと思いますが、
そこであがってきたのは、やはり時間の使い方や、コミュニケーションに関する課題でした。

社内での雑談的なコミュニケーションが減ってしまうことで、誰が何をしていて、どう忙しいのかが分からない。無駄に待つ時間が増える。
実はこの課題は誰かが解決できたのでは?などと思う場面も、今後より増えてくるのではないかと感じています。

全員雑談を始めてみました。

ニード社のクリエイティブチームには、勤務歴の長くない未経験のメンバーも複数人いますが、スタッフは全員裁量労働制の形をとっているため、出社時間もメンバーによって様々でした。
会社としては、あまり縛られるのも縛るのも好きではなかったため、全社的な朝礼などは今まで実施していなかったのです。

そんな中、「ゆるやかリモートワーク」を推し進めるために、5月最終週から始めたのは、任意参加での全員雑談です。(任意参加なのに全員雑談という名前は少し変ですが...)

朝礼的なタスク報告はなく、1日15分ほど、テレビ通話で顔を合わせながら話しています。
前日のMTGで起きたことや、週末の過ごし方、簡単な相談や報告など、話す内容は特に決まっていませんが
集まった人が各々話し始めたり、ファシリテートしたりと、探り探りではありながらも、面白い時間になっています。

まだ始めたばかりで分かりやすい効果を感じるには至っていませんが、しばらく続けていく予定です。

「ゆるやかリモートワーク」が私達に何をもたらしてくれるのか

新しいことに取り組み、考えて改善していく。それは仕事への取り組みでも、会社に対する取り組みでも同じだと考えています。

これから先、オン&オフが混じり合う中でのファシリテーションやコミュニケーションの難しさは、常に私達を考えさせ、改善に向かうための壁になるでしょう。
そんな中でも、まずは続けることによる効果や私達が感じたことを記録し、「ゆるやかリモートワーク」の良い落とし所を探っていきます。

(nide Inc. 山岸れいな)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?