ファミコン時代からのゲームの話(後)
本記事は、ニードスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「nide.inc ライトニングトーク部 Advent Calendar」の第20日目です。
nide.inc ライトニングトーク部 Advent Calendar 2020
こんにちわ、株式会社ニード フロントエンドエンジニアの渋沢です。
前編ではスーファミ時代までの話をしました。
後編ではプレイステーション時代からの話をしていきます。
プレイステーション時代
PlayStation(プレイステーション)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントより1994年12月3日に発売されました。
TVCMも放映されていて、いまでも覚えているほど印象深いものです。
バージョンはいくつもあるのですが、いずれも複数の男性がリズムよく1. 2. 3 と机やシャッターを叩きつづけるもので、最後に発売日の12月3日と筐体が映し出されます。
発売日だけを印象づけるような内容ですが、結構効果的でした。
雑誌媒体などでスペックや開発タイトルなどの記事はたくさんあり、期待感を膨らませながら、12月3日を心待ちにしていた憶えがあります。
少し前に、このプレイステーションの初期CMをパロディした日清「謎肉」CMを放送したりもしていました。
たしかプレイステーションと合わせて購入したのは、「リッジレーサー」と「クライムクラッカーズ」というタイトルでした。
また、同時期に「セガサターン」というゲーム機も発売されていました。この頃からソニーやセガといったメーカーが参入し、それによりファミコンやスーファミなどといったハードで任天堂が独占していた状況が崩れ、各ハードごとにシェアをしのぎあうような状態になりました。
そういったゲーム機のシェア争いを戦争になぞらえゲーム機戦争といったりします。「ゲーム機大戦」といった動画がそのあたりをおもしろく動画で紹介しているので、興味があればみてみてください。
また、プレイステーション後期の90年代後半あたりからインターネットが普及しはじめた時期だったかと思います。
とはいえ今のような常時接続な形ではなく、一般回線を用いたダイヤルアップで接続する形で、通常の通話と同様につないでいる時間だけ料金が加算される形態でした。
当然それでは満足にネットサーフィンをする時間を確保することができなかったので、夜11時から翌朝8時までの通話に対し料金が定額となるテレホーダイというサービスを用いてインターネットに接続していました。
そのためインターネットが活発な時間帯は深夜帯で、インターネット自体がアンダーグランドとしての印象が強かったです。
プレイステーション2時代
PlayStation 2は、2000年3月4日に発売されました。ちょうど20年前ですね。
単なる次世代機というだけでなく、当時最新の映像メディアであったDVDプレーヤーとしても使えたり、プレイステーションのタイトルがプレイできるという下位互換機能、インターネットへの接続機能なども備えていました。
特にゲーム機への下位互換は画期的なことで、元々プレイステーションのシェアも多かったことからかなり注目は集めていたかと思います。
また当時、DVDプレーヤーは高価だったため、あまり普及していなかったのですが、安価かつゲームができる機種として人気を集めていました。
PS2と一緒に映画の「マトリックス」を買った人が多かったかと思います。
インターネットはこの頃から、ISDNやADSLなどの常時接続が可能なサービスが普及し始めて一般的になってきた時期かなと思います。
また最近サポートが終了したFlashですが、個人制作のFlashムービーとして活発に作成されていたり、閲覧されていたのがこの2000年代初期ごろです。「ゴノレゴ」や「ペリー来航」とかですね。
つい最近サントリーが公開した「Flash Back Memories」というコンテンツはこのあたりが題材です。
(特設サイトもそのころの個人サイトをオマージュしてますね。。。カウンターとかBBSとか懐かしいです)
おわりに
ゲームの話といいつつ、あまりゲームソフト自体の話にはならなかったのですが、振り返ってみるとビジュアル表現が2Dのドットだった頃からの3D化、ゲームで遊ぶということが学校の友だち間で収まっていたころから、インターネットの普及によって見知らぬ人ともプレイすることが当たり前になっていったことなど、ここ30年くらいの進展はすごいものがあるなと感慨深くありますが、いまとなっては当たり前となっていることができない時代、ただその時代を生きる中では特に満たされていなかったということもなく、色々なことで満たされていたかと思います。
それらが礎となって次へ進展していくので、今だけをみるのでなく、過去も振り返り、それらを合わせて先に進んでいけるようにしていきたいなと思います。
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