もう一度行きたいウクライナ、旅は行ける時に。
初めてのヨーロッパ
2019年の9月。当時は戦争のイメージはなく、ロシアとの国境付近がちょっとやばい?くらいの認識だった。首都キーウは平和なんだろうという感じ。
私(当時19才)はアジアを出たことがなく、初ヨーロッパにワクワクしていたが、時差ボケに撃沈。せっかく着いたのにめちゃくちゃ寝込んだ。
重くて荷物を持ちたくない母のために地球の歩き方の写真を出国前にいっぱいスマホに入れてあげた。(スマホで調べればいいじゃん‥とイラつきながら)
それらの写真を頼りに(時差ボケで眠かったけど)アパートを出たら、街が本当に素敵だった。
こんなに可愛い街があるんだね
修道院や教会はトップが金で、鮮やかに外壁が装飾されている。
不思議の国のアリスを彷彿とさせる水色が可愛くて、時差ボケもどっかいった気がした。
聖人が眠る洞窟修道院
ペチェルーシク修道院は、一見普通の立派で綺麗な修道院なんだけど、地下?に繋がる洞窟には亡くなられた聖職者の方々の棺が安置されている。
暗くてアリの巣みたいな洞窟にろうそくを持って入るのは普通にホラー…だったけど、修道院の美しさは圧巻だった。
オペラとカフェ
安い物価の恩恵を受けて、毎日オペラハウスに足を運んだ。
オペラは好きだけど、歌唱が少ないバレエは少し寝てしまった。。。笑
おしゃれなカフェも安くて、店員さんも内装も素敵。
日本から祈る平和
ニュースを見て思い出す顔があるのはつらいことである。
空港までの配車を手配したのに一向に来ず「いつ来るんですか?!」と聞くと「今来てるから〜笑」と答えたアパートのお兄さん。
初めて見た、左ハンドルの車を運転するおじさん。
制服がディズニーランドみたいだったレストランのお姉さん。
そして、道路でウエディングフォトを撮る新婚?のふたり。
彼ら全員の無事を祈りながら、募金することしかできない。
旅は行ける時に
戦争、テロ、ストライキ、気候変動…
不確実な世界で、行きたい旅先が明日も私たちを受け入れてくれるとは限らない。
どんなに急な機会でも、少し無理をしてでも、行きたいときや行けるときに旅に出よう。
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