見出し画像

【保険】海外生活、日本の生命保険と医療保険。見直してみた。ドル積み立て終身保険

皆さんこんにちは、NIDAです。

今回は日本在住時に購入した保険に関して改めて見直してみました。入社2-3年目頃に知り合いの代理店から紹介してもらったものでかれこれ10年程保険金・積立金を支払い続けているわけですがふと立ち止まるとこれは生命保険を万が一家族が受け取れるため?それとも貯蓄積み立て目的?と改めて自身の動機を整理してみようと思いました。というのも米国株投資を始めてからコロナ影響はあったものの相場に助けられ1年で約20%程度の運用益となっており、個別株で運用せずともETF他でも積み立て保険が運用する実績から保険会社への手数料を支払うと実際どうなのか?と思うようになったためです。結局は各々のライフスタイル次第のところもありますので一概に言えることではないと思いますが、私は医療保険は解約、積み立て終身保険は「払済」とすることにしました。以下詳細です。

1.購入保険の中身

①医療保険:年間3万程掛け捨て(入院、手術代等。3大疾病他)
②終身がん保険:年間3万程掛け捨て(診断時給付・入院等最大2000万円)
③終身ドル建て積立生命保険:年間40万程(3%運用、死亡保障3000万円)

①②は掛け捨てのものですので、病気にかからずに良かったな、一度米国駐在が終わるタイミングでどういった保険を購入すべきか改めて見直しをしよう、年を取った分保険料は高くなるだろうけど、とこれは解約をあまり悩まずに決定。一年程働けなくなっても生活はしていける資産形成はされている。また高額療養費制度にて年収を考慮すれば252,600円+(医療費-842,000)×1%が負担額上限となるのである程度は目途が立つ。また傷病手当金も働けなくなれば適用は出来るため金融資産と合わせれば対応できそうと思いました。悩んだのは積み立て式の生命保険。

2.終身ドル建て生命保険

私が購入したのは60歳まで積み立てを継続し、ドルで運用されるタイプ。年率3%での運用となっており、当時資産形成、運用などあまり頭になかったこともあってある種運用を変わりにやってくれるし生命保険にもなるし一石二鳥と思い購入。解約金のシミレーションイメージは以下となります。ここまでで約4百万円程を積み立て、今解約すると返戻率は約60%。60歳までもって126%、65歳までで143.6%となります。年率換算すると1%もいっていないいないことになります。3%保証ではあるものの生命保険にかかる分、保険会社手数料等々、となるとは思いますがここは開示されていません。つまり運用に主眼を置くのであれば年率1%程度自分で運用できるか?が問いになります。

画像1

一方で生命保険部分も当然ありますので、これが3000万円程。加入年齢にもよると思いますが5000-6000円/月程度が3000万円の死亡保障に対する保険料掛け捨て版でしょうか?保険購入時に私が保険と運用!と異なるカテゴリーのものをごっちゃにして決めたことはつまり40万円保険金の内ざっくりと7万円は生命保険、残り33万円は運用と考えたことになります。33万円を毎年積み立て、35年×33万円=1,155万円。これが上述の解約金で約1720万円になりますので、149%が返戻率。こう考えた場合でも凡そ年率1.5%の運用がされたことになります。ここでも同様にこの1.5%の運用は妥当か?自分で運用すればどうなるか、ということになります。

勿論運用にはリスクがありますので、リスクにはマイナス方面もあります。一概に言えない部分もあり、また米ドルでの上記運営には為替変動もオンされることになります。本質的には死亡時に必要な蓄えや備えという部分と運用・貯蓄というものを同一テーブルで考えると分かり難くなってしまいますのでこれは切り離すべきだな、と感じました。

3.払済

購入した保険は既に存在しこれまでの積み立て金も変えようがありませんので解約し約60%の返戻金を取得するか、払済として塩漬けにするかの2択になります。以下が同一期間を払済にした場合のシミレーションイメージとなります。払済を選択した時点でその時点の解約金が運用のベースになりますので返戻率の伸びがグッと落ちます。以下の通り60歳段階で101%。65歳で111%になります。これはもはやほとんど運用とは言えませんが今後は更に積み立てをする必要がなくなります。また現時点の積み立て分に対しての死亡保障は残り、これが700万円程度となります。解約をして解約金を自身で運用するか、と悩みましたが今回は「払済」を選択。メインで資産運用をしている株式はタイミング次第では売るべきでないケースもあるため、ある程度流動性の高い運用(かなり弱め)+死亡保障足し、ということで残してみました。銀行に預けておくよりは60歳以降はBetterだろうし...何が悪い良いということでは無いと思いますがもう少し保険を購入する際には総合的に考えれば良かったな、と反省しつつ。

画像2

4.最後に

保険には各々の考え方がありますのでちゃんと考えて購入を決める、ということが大事だな、と思いました。昔プルデンシャルで働いていた友人にこの保険入ってるんだけど、と話をした際にもそれ額多すぎないか?と言われたこともあり、でも3%で運用してくれるし、と当時は何の疑問も持ちませんでした。「保険」に求めること「運用」に求めること、実際保険会社も当然営利企業ですので彼らの手数料、ドルの為替手数料等を考え彼らに運用してもらうことがBetterか、それとも自身でやるか、この辺りを整理して決める必要があったな、と思っています。積み立て金額が約4百万円で払済とすると一旦その評価が2.4百万円程におりますが、これは勉強代として常に隣にいてもらう塩漬け資産となってもらおうと思います。

上記一連の変更決定のあと事後に読んだ本ですが以下も参考になります。
ご興味ある方は是非。

https://amzn.to/3n968oM


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?