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USCPA/REG 遂に最終科目。駆け込み受験、ギリギリ合格(76点)

こんにちは、にだです。最終科目であるREGを受験しました。結果は76点で辛うじて合格!漸く4科目全て合格することが出来ました。長かった1年間のUSCPA勉強生活に終止符が打たれました。REG受験は私の中では相当イレギュラーな形になりました(模試を受験前に受けていない)ので他科目と比べると普遍性に欠けますが記録を残したいと思います。

1.学習時間

・12/19~1/12(25日×2時間)+1/23~3/9(46日×2時間)=142時間(試験
後半は2時間以上追い込んだと思うので追加分14日×2時間で約170時間程が正確な勉強時間だと思います)
・他科目の学習時間を確認してみたところ
FAR:166H
BEC:150H
AUD:224H
REG:170H
合計:710H(但しFARはコロナで学習再開をする前にテキストを一周E learningで実施しているので厳密には800H程度か)
・比較論では取り立てて少なくは感じられないものの、体感では途中でAUDを全集中の呼吸でリベンジマッチ12日間突貫工事対応したこと、テキスト冊数が4冊あることを考えるとだいぶ未完成で突っ込んだ印象あり。
・年度内にどうしても受験を終わらせたかったことから、3/18の合格発表に間に合わせるために3/10までに受験できるか?を2末辺りから自問自答。全てをカバーして対応するのは無理と判断し以下学習方法の省エネバージョンに切り替える。アルヴィン先生のツイートを参考にしています。
(REG1はContracts、Sales、Agency、Bankruptcy、Professional Responsibilities)

2.学習方法

他の科目と同様ですが、まずはアビタスの教室講義を聞きながらMCを教室講義の休憩を1つの区切りとして全て解いていきます。私はREG1から入りました。REG2の1週目Chapter6辺りでAUDのFail結果を受け、一旦REGを封印。その後2週間後にカムバックしてREG2のChapter7から再開。2週目はREG1は教室講義で2週目MC。但しREG2は1周目の時、MC問題の解説者(先生)の方がわかり易いなぁ、と漠然と思っていたところがありREG2の2周目はEラーニングで対応。そして2周目を回している際に、もはやいつものペースでやっていては間に合わない、と方向転換を決定。それは、以下。
①REG2のChapter11〜14はやらない(2周目のMC問題を解かない)
②兎に角いつものようにある程度全体感を網羅したところでリリ問を受けて肉付け、モードをやめて早々にリリ問を解いて出題傾向を把握した上で3周目をどう対応するか決める
③REG1の学習対象をリリ問を見て絞る(結果アルヴィン先生の考えを導入)
④①で対象を絞る分Basisは必ず特典できるように仕上げる

リリ問を解いた結果、S Corpやむ終えないが出る…と学習必要性を感じる。贈与と信託、遺産関係も何やかんや捨てられないじゃん…という結論に至り、教科書は再度読むがMC・TBSは解かないという整理に変更。

3周目ではREG1は教科書を読むだけでMCは解かない。要するに暗記系の試験になるのでどれだけ覚えているかであり、計算問題やAUDのパターン分けのような試験慣れ、はいらない、と判断(時間短縮策なので普遍的ではありません)。

REG2は教科書をまずしっかりと読み、Basisの考え方を中心に個人、パートナーシップ、C Corp、そして最後にS Corpの主要論点で何が異なるのか、またリリ問やTBS問題を解いて問題に慣れることに集中。

最後はアビ模試を受験せずに、本試験へ。尚、REG受験後にレベル感の把握を目的にアビタス模試を受けた結果は以下。システムトラブルでTBSの参照資料が表示されなかったことから、以下に3-4点加算したのが実力値(Testlet 1-1が8~10/12になるイメージ。加えTestler 4-3はリサーチ問題で検索機能が使えず)。合格者平均よりは良いものの、あとはBasisの考え方をどこまで間違えずに回答できていたか、と思いつつ結果を待つと76点で合格。本試験の振り返りとREGの学習ポイントをまとめたのが次の項目。

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3.振り返りと考察

当日の試験では
①REG1
そこまで多く出題された印象はなく、項目としては代理と動産の担保優先権に関する出題と清算/破産(Chaopter7/11)の知識を問う問題などであった印象。
②REG2
基本的に頻出と思われる、個人所得税のGrossn Income、AGIまでで控除される項目、Itemizedで控除される(されない)項目、Tax Creditで控除される(されない)項目などは順を追って理解を正確にしておく必要があると痛感。TBSのみならずMCにも出てくる問題故。また、Basisに関しては個人が贈与する、寄付するパターン、パートナーシップ(Mortgage有無)、C Corp(FMVでBasisを評価する場合がある点が他と異なるなどの整理も)と各々の場合分けで把握しておく必要があること。こちらも頻出だと思うが、Book IncomeからTaxable Income、とその逆。S Corpも知識を問う問題含めある程度は抑えておく必要ある。
REG1、REG2両方にも絡んでくるAICPAとしてのやってはいけないこと、罰則、申告にあたっての注意点、疑義がある場合の上告やその管轄裁判所、何日レター?いつまでに上告する、辺りの基本知識も頻出。
意外と細かいな、と思えるAGIが15万$を超える(夫婦)場合の予定納税の利率、IRA、Roth IRAの取り扱いの違い。贈与も配偶者へは課税されないが、子供にXXX額を贈与した場合の夫婦でのシェアがどの程度できるか、なども。
Estates(遺産)関係では、それに関連する費用で控除できるものできないもの、それがどういう条件の場合か、というようなマニアックなTBSも出る可能性あるが、私は全く分からず白紙解答。振り返れば贈与、遺産、信託は学習範囲に最後入れ直したとは言え、かなり弱い論点であったことを自覚。

本試験のレベル感は、アビタスの直前対策のレベル感と相違無い、という印象。故に直前対策でしっかりTBSが解けるか(解けないにしても復習し、同様の計算が解けるようになるか)、は重要。また直前対策で取り上げるリリ問の解説はテキストをだいぶ補足してくれる内容にもなっており、上述私のケースのように早めにリリ問や直対を受けて、本試験のイメージを掴みポイントに絞ることが肝要と感じた(特に時間がない方や暗記がしんどい場合は必須)。

REGは自作ノートを作成せず、アビタステキストに書き込みをすることで学習をしました。これはAUDの反省を活かしたもので、暗記科目であるREGはFARやBECのように要点を押さえて計算問題などを解けるようにする、というやり方よりも一か所に暗記すべき内容を集約してしまった方が良いだろう、という考え方です。但し唯一Basisだけは自作ノートを作成し、考え方を納税主体別にまとめました。以下にノート写真を掲載!としたいのですが、どこかに紛れ込んでしまいましたので別途共有します。

また、REGはBlue Printを読めていないので、こちらも読んだ上で今回の試験対策、学習内容と照らしてどういう論点整理をすべきか考察してみたいと思います。


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