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婚活おじさんKのその後②

あっという間に新年になってしまった。
初めてKについて投稿したのはちょうど1年前。
そう、2023年1月であった。

結論から言うとKは婚活を諦めた。
なんだかめんどくさくなったらしい。
久しぶりにオンラインゲームをした際に音声を繋げ、Kに婚活の進捗を尋ねたところ、第一声が「もうむりー!やだー!」であった。

故郷の母に紹介された女性に会ってみたり、アプリ登録、相談所登録など諸々してみたのだがしっくりこなかったようだ。
「恋って難しいね、でも何とかなるよね、でもいまのとこ何一つ良い結果になってないんだよね」と、スタバにて女子大生のようなため息交じりの早口の愚痴を聞いたころが懐かしく思える。

昨年6月にKの家にお泊り会兼食事会があった際、上司と我々夫婦の前で「nidako夫妻みたらやっぱり結婚っていいなと思いました!!もうちょっと頑張ってみます!!」と意気込んではいたが時は流れてすでにライフはゼロ。
……色々な事があったのだろう。

婚活最中に先走って(この時まだマッチングなし)相手との未来を想像してこだわりの一軒家を某所に建て、初めて招いた女性は自分の母。次に同僚と我々夫婦。

家は相手が見つかって結婚してからでもよかったのでは?
とも思うが、すでに建てられて広い家に男一人。
部屋数も割とあり、空いた部屋にはホコリがチラリ。なぜか夫が床掃除をすることに。一宿一飯の恩義というやつか。

家は人生の中でも大きな買い物の部類に入るので、きちんと話し合って夫婦で間取りとかインテリアとかメーカーとか決めたくない?
んで、決める時間が楽しかったりしない…?(nidako夫婦は家建てるまでの打ち合わせや相談がとても楽しかったのでこのような思いをKに抱いてしまった)

結婚しました、家がもう完成してます、さあどうぞってなんか怖くない…?
どちらかの実家に同居するというケース除きで、すでに家あるってなんだ?
誤解招くようなことない?
何らかのきっかけでまた婚活したくなったら、家あるの?ラッキー!間取りのセンス最高!タバコのにおい?全然平気だよー!みたいな価値観の女性を探すしかなくない?

思うことはたくさんあるが、Kの人生なので見守ることと話を聞くことしかできない。婚活おじさんKシリーズ、あっけなく終了。


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