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第2回 夜の図書館。こどもと市長のまち談義。市長が考える"まちのつくり方"

まちづくり自主学校第2回目。今回はこどもを対象に夜の図書館での開催です。
こどもと対話するならどこがいいだろう、わくわくするような学びの場はどこだろうと考えたときに、まっさきに頭に浮かんだのが、3月にリニューアルしたばかりの犬山市図書館2Fこども読書空間です。森をイメージした空間にはソファーやテントが置かれています。知の集積庫である図書館に、みんなで夜に集まって、まちについての対話ができるなら、そんなわくわくする体験はないだろう。犬山市では前代未聞の企画でしたが、それがどんなに素敵な体験になるはずかをお伝えしたら、なんと開催できることに。関係者のみなさんの柔軟な対応に感謝です。

はじめに市長の山田拓郎さんから1回目と同じく、犬山市のまちがどうやって運営されているかについて説明してもらいます。大人の回とスライドの内容は同じですが、こどもにもわかる言葉や無人島の例などを挙げてのお話です。市長の仕事と給料の話にはこどもたちは興味津々。何かあったときの責任を一身に引き受けながら毎日を過ごすなか、1年に約1000万円という金額が仕事に見合って高いのか、低いのか、相応なのか。こどもたちはなかなか具体的なイメージがつかないようです。

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その後は休憩をはさんで、こどもとの対話の時間。
「理想のまちってどんなもの?」という問いに一人づつ答えてもらいました。

・きれいな学校になる
・まちでVRができるような場所があるといい
・自分の家の周りは田んぼばかりだから近くにコンビニが欲しい
・自然がもっとある場所がいい。
・動物園がほしい
・自然とふれあう機会を増やしてほしい
・サバイバルゲームのできる場所があるようなまち
・こどもがもっと遊べる場所が欲しい
・洋服が買えるお店がふえるといい

具体的なまちに対する要望が続くなか、最後にこんな発言が。

・やさしい人のいっぱいいるまち

市長からは一つひとつの意見に対して、まちとしての取り組みやできることできないこと、すでにやっていることや、今後の見通しなど、丁寧な応答がありました。

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みんなで対話、といきたいところでしたが、まだまだ今はその手前。
「もっとこういう場があれば、、、」と、終わり間際に市長に気持ちを伝えていたこどもがいました。場があることで対話が生まれる。そうした機会を少しづつ作っていくことの大事さをかみしめた時間でした。

ご参加いただいたみなさま、スピーカーの山田さん、関係者のみなさま、ありがとうございました!

(ミナタニ)



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