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わたしの「妊活×仕事」第一話

「妊活したいと思っています」

退職する8か月前に、直属の上司に伝えた言葉です。
結婚して半年、自己流タイミングをしていましたがなかなか結果が出ず、年齢的(夫41歳、妻33歳)にも早めに専門クリニックに行って検査した方が良いと思っていました。
そこで、ついに上司に「妊活したい。通院回数が増えると思う。」ということを伝えたのです。

そして、その時の上司の返事は・・・

「半年後なら良いと思う。」

そのころ社内では10年に1度の大きなプロジェクトが進行していて、私もそのメンバーの1人でした。
上司としては、このプロジェクトが何よりも最優先。
部下の私の妊活は、半年後でも遅くない、そういう判断だったのです。

当時人事部に所属していた私は、普段から産休育休や看護休暇、コロナ禍での学校休校による特別休暇を「子育て世代をサポートするのは当たり前」という雰囲気で、会社が有給で付与していたのを、間近で、むしろ各種申請に対応する側として関わっていました。

【この会社は本当に子育てに力を入れてるし、ここならずっと正社員で働けるわ~!】と、この先の人生ラッキーモード!と思ってました。

そんなラッキーモードで整備されているだろう、私のキャリアに急に鉄球のような大きな塊がどー--んと、ぶつかってきたのです。

「そうですよね。頑張ります。」

鉄球の塊でどーーんと打たれた私が悔しながらも、なんとか上司に対して発した言葉です。今にも泣きそうな気持を抑えて面談を終えました。
結局、「今すぐにでもクリニック通って妊活したい」という感情を押し殺して2か月働きました。
その間も当たり前にやってくる、排卵日・真っ白な妊娠検査薬・生理。
「半年間この排卵日を無駄にしなきゃいけないの?っていうか、なんで私の人生、この上司の価値観に左右されなきゃいけないのよ、腹立つ!」

と思った怒りモードの私は、別の上司とさらに上の役職者にも相談しました。
そしたら「自分の人生優先して良いよ。当たり前じゃん!仕事の負荷減らそう!」って言ってくれたんです。
神降臨!!すごいうれしかったです。この時は。
やっぱりこの会社最高だわ!と思ってました。この時は。

徐々に私の体に異変が生じてきたのです。

続きは次回第二話でお話します。
第二話公開しました。)

不妊治療はキャリアにとってはプラスにもなる。

妊活キャリアでは、不妊治療がこれからのキャリアを考えるきっかけになると捉えています。

マイナスではなくプラスです。

これからどう働きたいのか、自分の人生をどうデザインしたいのか、
転職するのか、今の会社で働き続けるのか、起業するのか・・・
色んな選択肢が「働く」には存在しています。

当事者だから考えられること。
不妊治療をしたから考えられること。
治療せず妊娠出産をする人よりも、一歩早く「働き方」「キャリア」を考えるきっかけがあったということは、大きなアドバンテージだと思います。

妊活キャリアでは、そこを考えるサポートをしています。


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