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秒速5センチメートルを鑑賞して※ネタバレあり

すずめの戸締まり上映にあたって、鑑賞前に新海誠監督の作品を見返した。

いつかは、いつかは。と思いながら
今時よくいえば余白のある、なかなかスロー展開に学生当時の私は最後まで見ることができなかった。(短気な性格なんでしょう)

表面上はメンヘラ恋愛アニメです。

能がない私にとって、このアニメの余白の部分、伝えたいメッセージをつかみとることができなかった。

どなたかの解説を見て、はぁ、なるほど。と
なんて詩的な映画なんだろうと趣を理解することができた。
※気になる方はレビューサイトなどで検索してみてください。

でもどうだろう、もうすっごく前のことのように思えて、
私にも物理的にはないが心理的にこういう恋愛や、心模様があったように思う。

遠回りな、叶わないが愛おしい恋心を周りに話すと、煙たがられるじことが多く、これはあまり出さないほうがいい感情なんだ。ときづいた。
こういった消極的な自分は見ないようにしようとした結果つまらない大人になってしまったように思う。

つまらない大人は生きる術なのだ。
いろいろな傷つきから回避するための処世術。悪いことではない。

恋愛に傷つくことが直近であった人にとってはいい映画だと涙を流して言える映画だとおもうが、心理的に成長し、現実的に捉えるタイプの人にとっては回りくどい映画に感じるように思った。

恋愛は時に人生を狂わせ、プラスにもマイナスにも働く作用があるんだなあ。

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