ご機嫌に生きる

昨日あった考えさせられたこと。

年に一度の健康診断に行った。
受付は混雑していて、番号札を取って座って待つ。
すると、先に受付をしていた男性が受付の方に声を荒げて何か言っている。
どうやら話しはこういうこと。

男性がマスクをせずに来たところ、マスクをしないと健診センター内に入れませんと受付の女性に言われた。
そんな事どこに書いてあんのよと男性。
入り口に書いてありますと受付さん。
健診センターから郵送された案内の用紙には書いていないと男性が指摘。
そうですけど、マスクなしでは入って頂けませんので、マスクを買って頂くことになりますと受付さん。
案内の用紙に書いてあればマスクしてきたよ、おかしいだろっ!と納得できない男性。
そろって黙り込む受付さん。
今度は、あんたの態度悪いだろ、気をつけろよ!と受付の1人の方に怒りを向ける男性。
申し訳ありませんと、納得いかない様子で謝る受付さん。

結局は男性がマスクを買っておさまったようだけど、その後もなんやかやと男性が受付の人達に文句を言っていた。

その間、私を含め受付を待っている人達は黙り込む。
受付の人のお仕事は大変よね、病院の決めたルールを守ってもらうしかないしね、なんて思いながら、ただただ早く時間が去って欲しかったし、男性の険悪な感じを受け取りたくなかった。
私が予備のマスクを持っていたら男性にこれ良かったら使ってくださいって言って、1秒でも早くこの空気を終わらせたかった。
予備のマスクを持っていなかった事を後悔した。

確かに100%男性が悪い訳ではなく、案内の用紙に書いてあれば男性もマスクをしてきただろうと思う。
受付の態度の悪さを指摘された女性も少し言い方がきつかったようにも聞こえた。
でもやっぱり、静かな健診センター内の隅々まで聞こえる大きな声で怒り続ける男性の声は、その時に居合わせたみんなを少し嫌な気持ちにさせたかなとは思う。

機嫌の悪い人は、周囲の人の気持ちを悪い方に巻き込む。
反対にご機嫌な人は周りも幸せな気持ちにさせてくれる。

私も身近な家族や親友に虫の居処の悪さを出してしまう事が多かった。
そして、人の機嫌の良し悪しにも影響を受けやすいところもあった。

だからこそ最近になって切に願うのは、これからの人生をご機嫌に生きていきたいということ。
人の振り見て我が振り直せ
そんな言葉を思い出す50を少し過ぎた年齢の私。
こんな歳になってからでも、良い方向に自分が変わっていく事を目指そうと思っている。

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