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土グループ出身

ポッドキャスト番組『となりの雑談』を去年の春頃から聴いている。
そこで、桜林直子さんをはじめて知り、彼女の考え方の中に自分と重なる部分を見て、共感しまくった去年の私。

去年、私には人間関係で大きな変化があった。その事に、この『となりの雑談』が大きく影響したといっても過言ではない。
それくらい私の心に多大な影響を及ぼしたと思っている。
『となりの雑談』の中で、桜林直子さんが土グループ出身という話をしていて、私も土だ!と思ったのだった。

番組内でいう土グループとは、何かの要因により本来の自分らしさを出す事ができず、誰かや何かに配慮しながら生きるしかない環境下で生まれ育った人達の事、と私は解釈している。
土の中のままで、空に向かって地上に出てこられない土グループの人は、地上から普通にスタートしてすくすくと成長していける人達の感覚を知らないので、どうやったら地上に出られるのかもわからない。
やっと地上に出られても、土から出られない原因だったものに対処しながら生きてきた土グループの人は、自分軸で生きるという方法を知らない。
いいように言えば、他人の為に生きてきた。悪く言えば、自分の本当にやりたい事すらわからないほど他人軸で生きてきてしまった。
いざ地上に出ても、自分が何がしたいのかもわからない。

うわー、それそれ!まさに私それだわ!という衝撃。
そんな風に生きてきた事に50も過ぎた年齢になって気付いてしまった。
いや、気付けて良かった。
もっと早くに気付きたかった。

自分が土グループだったと気付いてからは、自分軸を取り戻さなければ!と、考えて考えて、自分が自分の人生の主人公なんだ、自分の人生を取り戻さなければと思った。

すると、惰性の関係や、ずっと我慢していた事など、心に蓋をして見ないようにしていた事が噴出した。
これはなかなかの脳みそグッタリするほどの疲弊する出来事だった。
でも、この歳になってこんなに変われるのか、という程に考え方が変わった。
途中、感情の出し方間違えたりして余計な嫌な目に遭ったりしたけれど、自分が本当にどうしたいのかだけを考え続けた。
結果、自分が機嫌よくいられる環境にしたい、それだけだった。

自分を大切にしてくれない人とは離れる。
一緒にいて嫌な気持ちになる人とは離れる。
それだけで、とてもシンプルに楽になれた。

最近は自分の機嫌の取り方もだいぶわかってきた。
まだよちよち歩きの自分軸の生き方。
うまくいかない事もあるし、土に引き戻される事もある。
でも、これでいいのだ。と思っている。

写真は、母と夫が折ったねこ。

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