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コロナ禍で私が感じたこと

「人生は選択の積み重ねである。
自分が選んだ道の先に新しい道がつながっている。」
そんな言葉を聞いたことがある。

「大学四年生の時のコロナ禍とっても大変だったでしょ?」
「あっはい。」

こんな会話を何度したことだろう。

でもコロナ禍の時は、みんな大変だったに違いない。
今振り返ると、4年前には絶対に戻りたくないけど、
今の私を作っているのは、間違いなく「コロナ禍での経験」である。

今日はその時の経験を少しだけお話ししたい。

コロナが流行し始めた時、私は大学3年生の冬だった。
留学が決定していて、私は4年生を休学する予定で、大学に休学届けを提出していた。そして、5月からアメリカに行くために準備を進めていた。
最初は、ウイルスの流行がとても他人事で、「どうせすぐにいけるよ。」と心の中で思っていた。しかし、コロナは一瞬で日本、世界に広まり、私たちは「動くこと、外に出ること、人と話すこと」全てを控えるようにと言われた。

留学を予定していた私は、「大学を休学して留学に行くこと待つか。」「大学院に行って留学するか。」「大学を卒業して留学権利を破棄するか。」の選択に迫られた。そこで私は、いつまで続くかわからない状況に、
「留学権利を破棄する。」と言う選択をとった。
一言でまとめてしまったが、この選択には沢山迷って悩んで、周りに話を聞いてもらって選択したのである。

大学四年生の春、予定して留学がなくなり、
これから進む道が決まらず途方に暮れてしまった。
気づけば周りは就職活動を初めていた。
私も焦って就職活動をスタートさせたけど、どんな道に進めばいいのか決まらない私は、気持ちが入らず、それが会社に伝わったのか、受ける会社は全て落ちた。

行けなかったアメリカ留学。
出遅れてしまった就職活動。
目指していた航空業界の採用中止。
何がやりたいのかわからなくなった自分自身。
沢山の葛藤と戦いながら、悩んで苦しんでいたが、
ある時気づいたのである。

「今自分ができることは当たり前じゃない。
挑戦できることは素晴らしいこと。
好きなことや、やりたいことができることは素晴らしいこと。」

沢山のことを制限されたコロナ禍だからこそ、
自分自身が気づいた一番の気づきである。

悩んでいても、クヨクヨしていても仕方がない。
友達の背中ばかり見て落ち込んでいては、自分の良ささえ消えてしまうかもしれない。それなら、私は私の道を行こう。

そこで私は、「一度途中で辞めた英語教員免許を取得すること」に決めた。

「挑戦できることは当たり前じゃない。素晴らしいことなんだから。」
そんなことを教えてくれたのがコロナだ。

もう2度あの時には戻りたくないけれど、
沢山の気づきと自分と向き合う時間をくれた4年前にはとっても感謝をしている。

To be continued…




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