「歪な私」を認めたら、見える世界が明るくなったという話。


この歳になって、ようやく「自分の弱いところ」を、自分で把握できるようになった。


これは、私にとって大きな変化である。


というのも、私は見栄っ張りなのかプライドが高いのか(負けず嫌いとも言える)、自分でなんでもやってみたいタイプだったし、弱点を作りたくないと思っていた(そんな完璧人間なんていないし、弱みがある人の方が、人間らしくて良いのにね)。いや、実際、まだその片鱗は少し残りつつも、それでも私自身で「これは、私にとって心地が良くない」「たぶん、これは苦手なことだ」と整理ができるようになってきた。

これまで、学生の間はそれなりに時間もあったしプライドもあったから、自分自身の感覚を麻痺させてきたのだけど。社会人になって、時間が有限になり、自分にできる仕事を考えたときに「苦手なことは、得意な人に頼ろう」という考え方が、やっとできるようになった。


私の苦手なこと。
スーパーでの計算(数字にとことん弱い)。説明書を読むこと。PCやスマホの設定諸々。たくさん人がいる前で話すこと。人が言った話を一回できちんと理解すること。論理的に話すこと。大人数での飲み会やパーティ。


・・まさにコンサル的な要素を含んだ私の仕事では、「人が言った話を一回できちんと理解すること」「論理的に話すこと」この二つが苦手というのは致命的。本当、私には向いてないのかもしれない・・と、これまで何度考えたことか。でも、その苦手なことを認めた上で、「私にしかできないやり方で」クライアントに寄り添うことはできるんじゃない?って、まだ自分を信じている私がいる。その話をする前に、「私の得意(好き)なこと」も挙げてみた。


私の得意(好き)なこと。
文章を書くこと。感情移入をすること(得意というよりも、そうなってしまうという言い方の方が良いかも)。写真を撮ること。絵を描くこと。物や料理を作ること。大切な友達や家族と、静かに美味しいお酒を飲むこと。


そうなのだ、私は完全なる右脳派タイプ。試しに、いま「右脳派 左脳派 診断チェック」と検索して3つ目に出てきたチェックをしたところ、やはり私は「右脳派」らしい。診断結果の一番下には、このような有難いお言葉も・・。

あなたはひらめきと直感力に優れたフィーリング型人間「右脳タイプ」のようです。楽天的でマイペースですが、感情が豊かで感性が鋭く、創造性に優れた人が多いのが特徴。企画力やセンスを生かせるクリエイティブな仕事や、人に接する仕事で活躍できるはず。ただし、感情優位なので気分屋に見えてしまったり、計算や分析が苦手なために勢いで動いて詰めが甘くなったりしがち。冷静に考えて動く習慣をつけると活躍範囲が広がります。
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/diagnoses/58683


はあ・・まさに。私の苦手な部分もきちんと当てはめてくださっている。そうなのだ、私は、全てがそうというわけでは無くても「左脳派」の人たちが得意なことが、苦手なのだ。

だがしかし。前述した通り、私は「コンサル要素を含んだ」営業・企画のような仕事をしている。私が最も苦手とすることたち。でも、相手の言っていることをすぐに理解して、論理的に組み立てる、そんな、みんなが想像するようなコンサルじゃなくて良いじゃない。

・・・これが、私が、ここ最近出した解。きっと、右脳派の私にもできるやりかたで、相手の心の奥に隠された課題を引き出すことができるはず。GW明けからは、そんな「右脳派」の私にできるやり方で仕事に向き合ってみよう。


苦手なことがあっても良いし、むしろその方がきっと良い。自分が好きなことと得意なこと、どちらもきちんと私が認めてあげて、その上で世の中の役に立てたら良い。


このnoteを読んだ人には、私に共感してくれる人もいるだろうし、私と真逆の左脳派タイプの人もいるだろう。


どちらにせよ、私は「苦手なことがある」自分を受け入れたことで、視界が明るく、広くなりました。まずは「歪な自分」を認めてあげませんか。


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