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ごめんね、赤ちゃん。

終わりましたよ~はい、起き上がれますか~ 遠くでそんな声が聞こえた気がして、ゆっくりと目を開けると 2人の看護婦さんが私の上半身を起こしながら顔をのぞき込んでいた。 1989年2月。 私は流産してしまい、数時間前にこの暗くて冷たい手術室のベッドへ 横たわっていたんだった。 全く力の入らないまま、朦朧とする意識の中なんとか看護婦さんに支えられ 見たこともない薄暗い冷たい廊下を、必死に真っすぐ歩こうとしていた。 ここは地元の総合病院ではなく、駅前に流れる川沿いに建

    • ジェンダーレス

      ブルーと透明のフレンチネイル。 その長身を屈めながら、礼儀正しい佇まいのまま 笑顔で当サロンへ入って来られたお客さまは、ジェンダーレスの方だった。 当サロンは、深い意味はないけどなんとなく「女性限定サロン」と言う 緩い暗黙の了解がある。 なぜなら、着地点に「美しく健康な肌を作る」ための基礎化粧品を販売し デイリーのお手入れ方法・お化粧品の使い方等をレクチャーしているから 対象が「女性」だと言う固定概念があった。 そう。お化粧=女性がするもの と言う概念だ。

      • はじめまして

        こんにちは。私です。 私は、とある町でニキビや肌トラブル専門のフェイシャルサロン お化粧品の販売・指導を生業にしております。 noteは初で、使い勝手がイマイチ分かりませんが いつも通り、とりあえずやってみようと安定の「見切り発車」です。 不慣れなのでどうなることか分かりませんが・・・ ここから、スタート致します。 よろしくお願いいたします。

      ごめんね、赤ちゃん。

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