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マインドフルネス実践で「OSをデュアルブートする」

マインドフルネス実践で「OSをアップデートする」
マインドフルネス実践で「OSをアップグレートする」
と、事あるごとに申してきました。

「OSをアップデートする」という表現は、PC世代のおじさんには伝わるものの、最近のスマホネイティブな若者には通じないようです。。

というのも、OSは自動アップデートするし、アップデートしても大して機能は変わらないので、「たしかに、ですよね、、」と思う今日この頃。

そこで、「OSアップデートする」に替わる表現、伝わりやすい表現を探しておりましたが、この記事をみつけたとき、「OSをデュアルブートする」が降りてきました。


デュアルブートとは、IT用語のひとつで、こんな意味です。

一台のコンピュータに二つの異なるオペレーティングシステム(OS)を組み込み、どちらでも起動できるように設定すること。起動時にどちらのOSを起動するか選択する。

MacにBootCampアシスタントをつかってWindowsをインストールしたり、WindowsパソコンにLinuxを入れたり、とマニアックな使い方ですが、「OSをアップデートする」よりは、別々のOSを2つ組み込むというほうがイメージできるのではないでしょうか。

どういうOSなのか、上記の記事でいうと、

・DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)
・CEN(セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク)

の2つのOSであり、どちらも人の行動を司る脳内ネットワークです。

私たちの仕事や日常生活においては、DMN(注意散漫、オートパイロット)のOSをよく起動しており、マインドフルネス瞑想やボディスキャンの実践ワークを行うタイミングで、CEN(気づいている、マインドフルネス)を一時的に起動する程度かもしれません。

DMNがわるいわけでもないし、CENでずっと集中しているのもたいへんです。私たちにはすでに2つのOSが組み込まれて、適宜切り替えてしているので、DMNで無意識でも動いたり、CENで意識的に楽しんだり、できるのです。

そこで、自分でハンドルをにぎって、ギアを入れ替えるイメージをもてるようになるのが、マインドフルネス実践で「OSをデュアルブートする」という表現です。

大切にしたい感覚を言語化すると、

・すでに2つのOSが組み込まれていると知っていること
・いまここの瞬間に、自分がどちらのOSで動いているかを認識すること
・いまここの瞬間では、どちらのOSで動きたいか選択(切替)できること

というメッセージに集約できるように思います。

ちなみに、3つ目の切り替え機能を、SN(セイリエンス・ネットワーク)というようです。 ※SN(Satoru Nakamura)のイニシャルで覚えやすい

しばらく、この「OSをデュアルブートする」という表現を使っていこうかと思います。しっくりくる方は、ぜひ使っていってくださいませ。


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