見出し画像

【マンション購入記①】情報収集について

マンション探しの情報源について

マンション探してみるかと決めたはいいものの、SUUMO以外でどこにどういう情報が転がっているのかがわからない、というのはあるあるかと思います。
一般的に、こういうのは不動産仲介業者に問い合わせして~、、
となるのが普通なのかもしれませんが、自分のポリシーとして、「特に不動産と金融関係の営業の人は初手から信用しすぎるのはNG」としているため、SUUMOに加えて他の場所からの情報取得をいろいろ模索していました。

今回は家探しにあたって自分が実際に利用していた情報源をまとめて紹介できればと思います。

①不動産仲介担当者

「冒頭であんなこと言っておいて何言ってんの?」
という感じだと思いますが、やはり仕事としてずっとそのエリアを見てきているからこそわかる部分や洞察というのはあります。また、持っている情報の量、質ともに一般人とは比較になりません。

自分の購入時はたまたま良い方に巡り合えて、
以下をはじめとして本当にたくさんの事を教えてもらいました。

・ネットで出てこない、または出てきづらい検討エリアのあれこれ
・エリア内各マンションの特徴、過去の成約事例
・今の自分の条件に合いそうな物件(年収等だけでなく雰囲気の面も見て)

そのうえその仲介担当の方の頑張りで7-8%程度の指値も通してもらえましたしもう本当に文句なしです。

マンション探しにおいて不動産仲介業者との関わりは避けられませんし、信頼できる担当の方を見つけられればこれほど頼りになる存在はありません。自分も複数の業者の方とやりとりしましたが、本当に人によって千差万別です、大きい業者だから信頼できそうとかあまり関係ないです。

個人的にはそういう「アタリの人」に巡り合ったときに、「あ、この人は離しちゃいけないやつだ」と判断できるようになるためにも、まずは個人で情報収集して少しでも渡り合えるようになっておけるといいなと思います。

②各種ポータルサイト

王道ですが、こちらも物件探しする上ではかかせない存在です。
これまたド定番ですが、自分が使っていたのは主に以下の3つです。

SUUMO
家探しと言ったらまず初めにこれを見る、横綱的存在
・物件掲載数も他サイトと比較して多い(らしい)
・それ故、業者目線だと掲載料が高いためあえて使わない業者もあるらしい

LIFULL HOME’s
特に根拠はないが、個人的には家探しサイトでNo.2のイメージだった
・スマホアプリの検索UIはあまりよくない
・SUUMOに代わる強みをあまり感じず、家探し後半は使わなかった

at home
ポータルサイト界隈ではあまり存在感を感じないか、、?
・スマホアプリの検索UIは普通、悪くないといったところ
・SUUMOの掲載料高い問題からか、たまにびっくりするくらい割安な売り出しがat homeのみで掲載されている場合がある
・お気に入り登録した物件が掲載終了するとリストから自動削除されてしまう。市況ウォッチャー的には残しておいてほしい、、、(多数お気に入り登録しているとどの物件が売れたのかわからない)

上記の中だと存在感で劣るat homeですが(自分だけ?)、ウォッチしていて損はないと思います。体感ですが、「これありじゃない?」と思える掲載に出会える確率が最も高いです。

一例ですが、平均売り出し坪単価が500万を超えるマンションで坪420万程度の掲載があり、そのうえSUUMOと比べat home自体の知名度がないからか掲載後も2週間程度残っていたりしました。
※SUUMOだと掲載翌日に消えててもおかしくないレベルだったと思います。

こんなチャンスもあるため、私としては毎日朝のSUUMOウォッチングと空いた時間でat homeを見てSUUMOに載っていない好条件物件がないかのチェックをしていくのがおすすめしたいです。というか今もやってます。

③X(旧Twitter)

家探しにあたって、自分が一番意識していたのは自分とも業者とも利害関係のない、第三者の有識者の人からの情報を得る事です。そこで私が最も参考にしていたのがX(旧Twitter)のマンクラの方々が発信する情報でした。

仲介業者の立場からすると、担当物件の売買によって発生する仲介手数料で儲ける商売のため、お客さんが部屋を買ってくれないと1円も入ってきません。つまり今目の前にいるお客さんに買ってもらえるように誘導する方にインセンティブが働きやすいです。(当たり前ですが業者の人が全員そうだといいたいわけではないです。)

一方で、買い手(自分)目線でも、特に最初のうちは自分が「安い、これはお買い得、ISOGE!」と思った物件が、市場の中でも本当にISOGE!である場合は少ないと思います。得てして安い物件には安いだけの理由があるのですが、素人目線ではすぐにその理由はわからないことが多いです。(「この物件、めちゃくちゃ安いやんけ!」と思ってたら定期借地だったとかはあるあるですよね。)

資産性が重要視される昨今の住宅選びにおいて一番最悪なのが、割高な物件を割安と思い込んで買ってしまうことだと思います。住宅購入に関しては動く金額が大きい分、下手な動きをするとやり直しがきかない、もしくは大きな痛みを伴う可能性が高いです。そのような悲劇を生まないためにも第三者の意見は重要だと思いますし、その点Xの方々は本当に頼りになります。

以下、私が実際に参考にさせてもらっていた有名アカウントの方々になります。他にもいろいろなすごい方が沢山いるのですが、個人的には一部のレジェンドを除いて今の自分の状況に近い方を参考にされるといいと思います。

マンションマニアさん:@mansionmania
・マンクラ界の王、マンション愛
・マンション分析記事の量が段違いかつ質もかなり高くて参考になる。
・気になるマンションを見つけた際、「【マンション名】+マンションマニア」で検索し、記事がヒットするかどうかで一次スクリーニングをかけてました。

マンション購入11回…?

2LDKさん:@2ldk18
・マンションそのものに加え、購入後の事(保険とか)にも解像度高くわかりやすい記事を発信されている。
・記事内容がロジカルで納得感がある。
・質問箱にも有料級の回答がゴロゴロ転がっている。
・有料質問利用させてもらいました。(ご本人に誰だかバレそう)

その節は大変お世話になりました。

おかぴさん:@okapi_poke
武蔵小杉エリアでマンション探しをする全ての人が参考にするべき。
・質問箱でも聞いたこと以上の内容を全力で回答してくれます。
・武蔵小杉で探していなくてもこの方の購入記はすべての人が読むべき。

この方の購入記を読めば自分の購入記は読まなくてもOKです

ニイゴさん:@25MKbaby
・20代×マンション購入と今の自分の状況に一番近い。
・マンション以外の部分のポストも共感できる部分が多い。
・子育て面の発信も多く参考になる。

20代のマンション購入で他に発信されている方が少なく、いつも参考にしてます。

ほかにもたくさん発信されている方はいるのですが、自分が特に参考にさせてもらっていたのは上記の方々です。おそらく上記の方々をフォローしていれば自然と他の方たちのポストも目に入ってくるようになると思います。

また、上記の方々に限らず多くのマンクラの方は質問箱も開設してくれているので、マンション探しで気になった事やわからない事などを聞くことができます。質問に当たっては、以下をはじめとして自身の詳細情報を記載できると適切な回答がもらえる確率が高まるので意識してみてください。特に前提条件等記載せずに「このマンションどうですか?」みたいな質問はあまりお勧めしませんし、質問受ける側も困ると思います。

・年齢→20代、30代レベルでいいと思います。
・勤務地→このエリアはどう?といった提案も貰いやすくなると思います。
・希望エリア→もしあれば
・予算感
・年収/世帯年収→予算感とセットで記載する事で「収入に対して予算が高すぎorもう少し高められるかも?」の判断がしやすくなります。
・希望間取り

マンクラの方々は早朝に起きてマンションの現地調査を行ったり、エクセルに出物をまとめたりといった個人的な活動を通して得られた知見を、基本的にお金を貰わずに大放出してくれている仏のような人たちです。
当たり前ですが自分の求める回答が来ないからとディスを入れるような行為は論外です、やめましょう。

④その他各種サイト

基本的にはSUUMOで物件情報を確認しつつ、Xで各マンクラの方々の発信するポストやブログを端から端まで読み漁るというスタイルで情報収集をしていましたが、そのサポート的な役割として使っていたサイトを最後に紹介できればと思います。

Reins Market Information
・不動産業界では、宅建業免許を持った業者のみが閲覧できるREINSという業者専用サイトがあるが、こちらはそれの簡易版にあたる。
・物件名や住所など、個人の特定に繋がる情報までは取得できないが、「エリア(駅名)」「徒歩分数」「築年数」「価格」「間取り」等の条件に合致する成約価格を確認する事ができ、自分が検討している物件と似た条件のデータを探し、価格の適正感を掴むのに使っていた。

マンション管理適正評価サイト
「中古マンションは管理を買え」という格言があるが、その管理の状態を外部機関が査定した結果を公開しているのが本サイト。
・それまでは内見時に掲示板の掲示物がちゃんと更新されているか(昔の張り紙がずっと残っていないか)やゴミ捨て場の治安などを見て管理の良しあしを想像するしかなかったが、そうせずとも管理の質を確認できるようになった。
・とはいえ、そこに住んでいる人の雰囲気などは実際に見ないとわからないため、このサイトだけを見て判断するのはお勧めしない。
・まだ4500物件ほどしか登録されていないが、大規模なマンションは結構登録が進んでいるイメージ

ISOGE
・つい最近、マンクラ界隈に彗星のごとく現れた話題のサービス
・SUUMOから物件のURLをラインで送るだけでその物件の割安度を判定してくれる
・手軽で便利に割高/割安を確認できるが、この判定結果を過信しすぎずにその物件固有の条件を加味する必要はある

以上です。
長くなりましたがここまでお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?