うしろむき夕食店@お薦め本
私的お薦め本
「うしろむき夕食店」冬森灯
①こんな人に薦めたい
・食べ物が出てくる本が好き
・ハッピーエンドが好き
・ほっこりしたい
②この本の好きなところ
皆さんは、表紙買いしますか?
自分が好きな表紙に外れなし。
【自分の好きな作風であるという意味で】
この本表紙のまんまなんですよ。
登場人物は固定で、来る客が変わります。
登場人物の絵でないことが良い。
本の登場人物は、
自分の頭で妄想ことが楽しい。
五つ皿のエピソードとおまけの皿つき。
とにかく、出てくるメニューの描写が
美味しそう。
おみくじで料理をオーダーするお店です。
なんだか、わくわくしますよね。
皿ごとのエピソードなので、読みやすいです。
③読了後のあれこれ
ここからは、ネタバレがありますので
ご了承ください。
オーダーされた料理には
抱えている悩みの解決が詰まっています。
単に美味しい料理というわけではありません。
味覚、視覚、
そして、料理を作ってくれた
希乃香さんとのやりとり
聴覚からの気づきがあります。
私たちは、何となく日常に慣れてしまい
立ち止まり方がよくわかりません。
題名である、「うしろむき」という言葉は
うしろを向いているわけではなく、
立ち止まって、今までの足取りを
振り返る。そんな気持ちがしました。
帰宅前にほっと一息が
つけなくなった昨今。
読書時間だけでも、
立ち止まってほっと一息つきたいものですね。
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