文系or理系 どっちが良いの?

この記事では多くの人が迷うであろう文理選択についてぼくの考えを述べる。

答えは"圧倒的"理系

ぼくの場合は、高校2年頃に文理選択を迫られ当時は親に言われた通り理系を選んだ。
周りの友人は自分の好き嫌いや得意不得意で選ぶ人がほとんどで、結果として文系6割、理系4割程度だった記憶がある。

この時点で6割の人は後の人生を左右する重大なミスをしたことになるのだからひどい話である。
そもそも高校生に先を見据えた判断なんかできるわけないのだから、親か先生がちゃんと導くべきなのだが残念なことに6割の人はそういう人が周りにいなかったのだろう。。。

前置きはこの程度にして、このnoteを見た親や一部の熱意をもつ先生、まだ間に合う中高生のために何で理系を選ぶべきか説明していこう。

①選択肢が広い

理系と聞くと選ぶ職種は開発職、研究職、エンジニアをイメージする人が多いがこれは少し間違っている。
極端なことをいうと"全部"できる。(弁護士を除く)
逆に文系は営業職、企画職、マーケティングをイメージする人が多いだろうか。
なんで理系は全部で文系は上記に絞られるのか?
答えは簡単。
理系→文系職は認められるが文系→理系職は認められないからである。
これは就活を経験してわかったことだが、理系学部から銀行・商社といった文系の希望職種ランキング上位に入る企業に就職する人は意外と多い。
しかし、反対に文系学部からエンジニア、研究職になった事例は聞いたことがない。
この理由は理系職種を勤めるうえで高校~大学で学ぶ理系科目の基礎が必須となるからだろう。
この考えだと文系職種にも高校~大学で学ぶ文系科目の基礎が必須なのでは?と思う方もいるだろうが、そんなものはない。
(じゃあ文系の大学で何を勉強するの?という話は一旦流すw)

②論理的思考力が身に付く

①では理系学生が文系職に就ける理由として、文系必須の基礎知識がないことを挙げたが、実はもう1つ別の理由がある。それは論理的思考力が身に付いているからだ。
論理的思考力とは論理の飛躍がなく、筋道を立てて物事を考えることができる力を指し、社会人として重要なスキルの1つである。
このスキルは実は数学や物理の勉強をすることで暗黙的に高められている。例えば数学の証明問題をイメージするとわかりやすいだろう。また物理ではAからB,BからCというように順を追って回答を導出することが強く求められる。
理系学生はこのような頭の使い方を5年程度継続するため、文系の人と比較して大幅な能力の差が生まれるのである。

最後に

よくよく考えると優秀な経営者、著名人は理系出身がほとんどのように思える。Microsoftのビルゲイツをはじめ、Facebookのマークザッカーバーグ、Teslaのイーロンマスク、さらに独首相のメルケルも元は物理学者だ。
また人だけでなく今世界を席巻する企業(GAFA等)はすべてIT企業であり、コロナの影響が追い風となってITの需要が高まることは容易に想像できる。
この先の社会を見据えて選択してもいいし、リスクヘッジという考え方でもいい、とにかく多くの中高生が理系というベターな選択をすることを心から願う。

2020年5月6日

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