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誰かのためにひとり頑張ってしまうあなたへ

『君に光射す』:小野寺史宜おのでら ふみのり

と言う本のレビューをBook bangブックバン
でみました

僕は三年前に小学校
の教師を辞めた。

昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。
他人と深く関わらずに生きよう
と決めていたはずだった。

でも、勤務先で
置引未遂を犯した10歳の
少女との出会いが、
立ち止まっていた僕を動かして……。

自分を犠牲にしてまで
誰かを助けることは
愚かなことだろうか?

本屋大賞第二位のベストセラー
『ひと』の著者が贈る、
ひとりで頑張ってしまう人への応援歌!

Amazonより

この本は、“助ける人
がキーワード
になっています

元教師だった彼がなぜ今警備員をしているのか?
一人称でずっと淡々と
語られている
丁寧な描写不器用だけど、
「助けて」
とも言われていないのに
助けてしまう
優しさに溢れている圭人

ある日圭斗はモール内の
ゲームセンターで、
置引をしようとしている
小学生の少女を見つけた
捕まえるのではなく、
落とし主を探していたという
体裁にして
その場をおさめてしまう

彼はいずれに対しても
ただ静かに考え、
選択し、行動する
目の前のことに誠実で、
足掻いたり抵抗したりしない
けれど自分が誰か
を助けることができるのなら、
迷わずそうする

抑制された語りから、
そういう人なのだと伝わってくる
それがとても心地よい
だが同時に、
なんだかとても寂しく
感じられるのだ

彼自身はそこに後悔も
迷いもないのだろう
けれど本当に
助けが必要だったのは、
あなたではなかったか
助けてと叫ぶこともなく、
ただ受け入れてきたあなたこそ
助けられるべきなのではないか
そう思わずにはいられない

 そして気づく
圭斗のような人は
きっとたくさんいる

辛い現実を受け入れて、
その上で人のために
動く優しい人たち

他者に多くを求めず、
自分がしたいからするのだと
微笑んでしまうような人たち
これはそんな人たちへの
応援歌なのだ

Bookbangより

なんかジワっときます

本の冒頭で

「人は善行をする
悪行もする
1日で両方をする
例えば電車で高齢者に
席を譲ったりする
その後、道でゴミを
ポイ捨てしたりする」

人ってそう言うもの
だと私は、思う
善と悪と混じり合って
いると思う
何が善で悪か
毎回毎回考えて行動していない

誰かの為に良いことを
した後に
誰かを傷つけることを
やっているかもしれない
でも自分では気付いていない
人ってそう言うものだと
思っている

私のただの持論です

…………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より

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