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19歳

0:00ぴったりになった途端、待っていたかのようにLINEのトーク履歴が「おめでとう」で埋まる。それを一つ一つ返していきながら、自分がまた一つ年を重ねたと実感する。

自分が生まれてから19年経った。19歳と聞くと「まだ若い」と感じるが、「19年前の今頃ね~」と言われると、とんでもなく長い年月が流れているような気がするものだ。

19年。
自分は19年生きてきた。
その重みは誕生日が来るから感じられる。

とはいっても
19歳とは何とも微妙な年齢である。
酒も飲めなければ煙草も吸えない。
大人と言うのには1年足りない。

逆に子供かと言えば
高校を卒業して(あるいは中学を卒業して)すでに社会人になっている人もいるし、選挙権もちゃっかり持ってしまっている。
単純にそうとも言えない。

なんとも言えない立ち位置の年齢である。


どっちつかずの年齢ということであれば
17だって18だってそうなんだろうが

19は大人に最も近い。

子供の感性が残っているかと言われれば
そんなものはとっくに捨ててしまっているし

大人の冷静さを持っているかと言われれば
快く首を縦に(振れればいいのだが、)残念ながら振れない。

だが、どちらに近いかと言われれば
おそらく後者だろう。(個人差はあると思うが)




そんな19歳に私はなったのだ。


自分はこれからどんな大人になっていくだろう。
どんな人生を送っていくだろう。

19年も生きたが
将来に対する不安は募るばかりだ

もう目と鼻の先に「大人」の標識が見えている

子供ではいられない年齢がやってくる


子供の時は持たなくてよかった「責任」を
大人になる準備をするように

少しずつ背負って生きながら
今を生きていく

明日を生きていく



実際は0:00ぴったりにLINEが大量に来るわけもなく
ぽちぽち来るおめでとうに
込められるだけのありがとうを込めながら
ゆっくりと返信していく一日でした

19歳になったほしあもよろしくお願いします。



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