見出し画像

ステーブルコインの違いを解説!こんなに違うの?!

はいはーい今日はステーブルコインの違いを解説!
ちょっと詳しい人ならステーブルコインについて知ってると思うけどまずはそこから

ステーブルコインについて

ペッグ通貨とも呼ばれるよ
ステーブル=ホチキスのこと!ペッグは杭のこと
ホチキスでパチン!杭打ちでガッシリ!
つまり固定したコインってことなんだ。
$に固定したコインであったり、金の価値に固定するとかもあったかな?
日本円に固定したコインも登場したみたい。
ビットコインの価格が落ちる際に避難先として使われています

次は代表的なステーブルコインについての解説!

USDT(テザー)について

トークンシンボル:USDT
発行元:Tether社
HP:https://tether.to/
発行会社の所在地:香港
発行上限:なし
資産の根拠:なし?
トークンの形式:ERC20
コントラクトアドレス:0xdac17f958d2ee523a2206206994597c13d831ec7

最初はテザー!どこでも使えるからって気にしないでテザーにしてませんか?
テザーの発行元はTether社、取引所のBitfinexと近い会社です。
ずーっと言われていたのがテザー問題
ビットコインが価格上昇をする際にテザーは発行量を増やしていて
急激な高騰を招いたんじゃないか?というのが2017年に言われていました。
ビットコインを持っている人が根拠がない物(テザー)でビットコインを購入して価格を押し上げるような行為があったのではないかと。
それは大問題ですよね!

画像1

発行数量は上昇中。運営会社が4兆円も持ってるとかありえるのかなぁ?
テザー社は一応資産の割合を公表しています・・・

これが本当ならいいのですが、HPの数字だけなんですよね。
私だって100兆円もってることにできるよ!!!
そしてこれについて最近、NY州が罰金を科しています。

内容としては資金の裏付けがないことが確認されたのでNY州でのお仕事禁止!報告の義務!
テザーについては裏付がないかもしれないペッグ通貨という理解がいいと思います。
今は$1の価値があるという集団幻想が作られているのですがこれが崩れたらどうなるかなぁ?と思うと怖いです。
全く資産がないわけじゃないと思いますが、長期間の退避先としてはおすすめしないです。

USDCについて

トークンシンボル:USDC
発行元:centre社
HP:https://www.centre.io/
発行会社の所在地:アメリカ
発行上限:なし
資産の根拠:あり
トークンの形式:ERC20
コントラクトアドレス:0xa0b86991c6218b36c1d19d4a2e9eb0ce3606eb48

続いてUSDC、USDコインです。
USDTとの違いは発行会社がしっかりしてるってところ。
centre社には世界最強の取引所コインベースも出資していて金融機関として発行しているステーブルコインってことになります。
一番偉いのは会計会社の署名付きのレポートを毎月ちゃんと出しているんです。

画像2

画像3

直近だと発行量は1兆円をこえてるみたいですがレポート出る頃には下の数字が100億ドル!ってなってると思います。
(このカストディアン(銀行?)にしまってるお金の量を超える分は発行しませんってルールみたいです)。
こういうのって10分の1ぐらい保管してればいいのかなって思ってたんですが全額担保してるってめちゃくちゃ凄いですね・・・

ということでUSDTとUSDCが並んでたらUSDCを選ぶのがおすすめです。アメリカ系企業だと使う所も多いしね。

BUSDについて

トークンシンボル:BUSD
発行元:PaxosTrustCampany
HP:https://www.binance.com/ja/busd
HP:https://www.paxos.com/busd/
発行会社の所在地:PAXOSはシンガポール、ニューヨーク、ロンドン バイナンスは謎
発行上限:なし
資産の根拠:あり
トークンの形式:ERC20 BEP20
コントラクトアドレス(ERC20):0x4Fabb145d64652a948d72533023f6E7A623C7C53
コントラクトアドレス(BEP20):0xe9e7cea3dedca5984780bafc599bd69add087d56

続いてバイナンスがPAXOSと提携して発行しているBUSDです。
こちらについても根拠はあります。

画像4

PAXOSというステーブルコインを発行している会社がバイナンスと組んで発行しています。
ニューヨーク州の認可を受けており、月次のレポートも提出しています。

BUSDはバイナンスの経済圏だとBUSDで持つほうがテザーよりも優位になることがあるのでバイナンスで使う場合はおすすめです。
具体的にはレバレッジ取引をする場合上限が多かったりステーキングで報酬を得れたりします
PancakeとかだとBSCチェーン(バイナンススマートチェーン)上になるのでBUSDの活躍の場も多いと思います。
根拠があるのとバイナンスの庇護下に入れるので避難先の一つとしては使ってもヨシ!バイナンスは所在地を明かしていないのでそれがわからないのは本来はあまりよくないですけどね。

Paxos Standard

トークンシンボル:PAXOS
発行元:PacosTrustCampany
HP:https://www.paxos.com/pax
発行会社の所在地:シンガポール、ニューヨーク、ロンドン
発行上限:なし
資産の根拠:あり
トークンの形式:ERC20
コントラクトアドレス:0x8e870d67f660d95d5be530380d0ec0bd388289e1

画像6

Paxosも1対1で裏付けされるタイプです。
資産の裏付けとしてWithumという監査会社が月次レポートを出しています。

BUSDを出している会社と同じでちゃんとした根拠のあるステーブルコインですね!私はあまり使ったことはないです。

TrueUSDについて

トークンシンボル:TUSD
発行元:trusttoken
HP:https://www.trusttoken.com/
発行会社の所在地:どこだろ
発行上限:なし
資産の根拠:あり
トークンの形式:ERC20
コントラクトアドレス:0x0000000000085d4780B73119b644AE5ecd22b376

続いてTUSD、私はこれもあまり使ったことがないです。
顧客資産を預かって同等量のTUSDを発行するという仕組みみたい!
ブロックチェーン上で確認できるから預り金以上の発行はないと。

画像5

右側のやつがTUSDを返したらすぐBURNされてドルになるっていう仕組みのことだと思います!ミントは鋳造!簡単に作れて消せるってこと。
出回っているのは100%担保されているものになるから安心ではあるんだね。

Dai

トークンシンボル:DAI
発行元:Makerdao
HP:https://makerdao.com/ja/
発行会社の所在地:どこだろ
発行上限:なし
資産の根拠:あり
トークンの形式:ERC20
コントラクトアドレス:0x6b175474e89094c44da98b954eedeac495271d0f

根拠としてはVaultという仕組みにイーサリアムやBAT、USDCを預け入れてDaiを取得するみたい。ここで出てくるのがスマートコントラクト。
中に設定されてるシステムが自分でバランスを整えて1DAI=$1にペッグできるように発行するってのが凄いみたいです。
難しいのでよくわかんないですけどね・・・。
中央集権ではなく分散型金融、Defiの分野の仕組みです!
他の通貨は担保をとってその証明を監査会社が保証してって中央集権の仕組みじゃん。担保はとるとはいえそれをスマコンでやっちゃうぜー!っていうのが凄い所です。
だって監査会社も運営会社も凄くコストかかってるでしょ?それがゼロに近くなれば凄い!
仮想通貨を担保にいれてるので急激な価格変動があるとDaiの価格が崩れることがあるんだけど、対策としてUSDCをいれたりしてバランスを整えてみたりしてる。なので今後もまだまだ課題はでてきそう。

画像7

やったことないんだけど今はいろんなトークンでDAI発行できるのかな?
トレードのために使うだけの人はプログラムでバランス整えられてる分散型のステーブルトークンって理解でいいと思います。
私はそんな感じで理解してます、バイナンスにもないので普段はあんまり使わない。
意識高い所でたまに要求されるぐらいです。

微妙なステーブルコインの紹介

Basis
トークンシンボル:BAC
発行元:Basis Cash
HP:https://basis.cash/
発行会社の所在地:?
発行上限:?
資産の根拠:???
コントラクトアドレス:0x3449FC1Cd036255BA1EB19d65fF4BA2b8903A69a

アルゴリズムステーブルコインという第三の存在。
ステーブルコインは
現物担保のUSDCとか
仮想通貨担保の分散型ステーブルコインのDai
そしてアルゴリズムで価値を創造しようっていうのがアルゴリズムステーブルコイン!市場の枚数を自動で調整して1ドルを維持するよっていう仕組みみたいです。

画像9

ですが、左の数字見るにすでにちょっと失敗していますね。

画像10

チャートを長期で見ても失敗している感じです。
アルゴリズムは担保がないってことでいつでも$1に交換出来る保証はないです。なので持った時点では$1あるんだなーと思っていても売買が盛んになったり扱う取引所が増えて偏りが生まれたときとかに崩れやすいんだと思います。
個人的な考えだけどアルゴリズムは今のブロックチェーンでやるのはちょっと厳しそうかなーって印象。ブロックチェーンよりも高速でリアルタイムに動かせること、使い方が限定されるような状況が必要になるんじゃないかなぁ(中央集権の取引所みたいな所のほうがやりやすい仕組みかなって思ってます)。

ZEN(JPYZ)
トークンシンボル:ZEN
発行元:Zaif???
HP:https://zaif.jp/trade/jpyz_jpy?lang=ja
発行会社の所在地:?
発行上限:???
資産の根拠:???

最後に登場Zaifで取引されてるZEN。
今までが$だったのに対して日本円の1円ステーブルとなっています。

画像8

チャート見るとほぼ1円として取引できてるかなぁという印象でした。
出来高があんまりないだろうってのと、他の場所で使われているかはあまり知らないのでどうだろうなぁ~?という感じではあります。
目的が1円を1ZENに変えるしかないと思うので、他の通貨をZENで売買できるようになったりとか分散型取引所で使われるとか活発に使われるようになった時に1円を維持できるかはわかんないですよね。
そして価値の裏付けについてはわかりませんでした!!!たぶんないでしょ!!
一般社団法人ブロックチェーン推進協会の資料からするとちゃんとしたものみたいな感じみたいですが、社会実験だそうです。
明確な価値がないので何を持って価値があるとするかは難しいかなぁ、これもまた共同幻想で価値づくりしてるんだと思います。
ステーブルコインのスタンダードは価値の裏付けを何でとるかなので、発行枚数と同等なり何割かを担保してますよっていう証明がないと他の国では流行らないと思います。多分そこまでやる気なく発行してみたかったんじゃないかな・・・。

ステーブルコインの違い解説のまとめー!

解説しちゃった!
今のステーブルコインは価値の根拠を求めてます
多くのコインは同額を担保しててそれはキャッシュが仮想通貨には真水として入ってるんだねー!勉強になった!
テザーについてもそんなすぐ崩れたりとかはないでしょ。
皆使ってるので!でもだんだんと他の通貨が主流になっていくんじゃないかなーと予想しています。USDCなんか今すごく出番あるからよく使うよー!
テザーが一番って思ってる人はこんな違いがあるんだなーと知ってくれたら嬉しいです!
もしもステーブルコインに交換する場合、どれを選べばいいか参考にしてみてね!!担保があるものが基本的に安全
安全とは言え、BTCからステーブルコインに避難する時に板が全然なくて受けられないと数%そんしちゃうかも・・・短期で避難するだけだし!みたいな時ならUSDTであれ板をちゃんと受けられるコインにしたほうがいいよね!
短期ならリスクなんかほぼないし!そのへんもみようー!
でもDefiで金利をとるために長期いれとこうーって思ってるような場合は価値の根拠はよく調べたほうがいいと思います
1年放置したら絶対色々あるし!!それこそ監査会社がしっかり入るようなののほうがいいでしょ
読んでくれてありがとー!またねー!

いつも読んでくれてありがとうー 私に使う前にまず彼女に花でも買って帰りなさい!