スモーキーナイト(クリーフパイプを聴きながら)short novel
指先についた自分の精液と誰かの体液の混ざる臭いはいつも違和感がある。
さっきまで自分のものだったものですら、外で空気に触れたらちがうもの。なんだかさっきのコンビニ前にあった潰れたソフトクリームを思い出した。
まみの長い爪は気に入らない。自分が動いている時、くすぐったいわけではないけどなんか意識していしまう。
俺は目立つ存在ではないと思っている。期待した訳でもないのになぜか学校ではそこそこもてて女の子が寄ってくると思う。
蚊取線香が出窓に置いてある。まみが電気の蚊取線香は