独りの夜

誰も簡単には独りのときの姿を他人(ひと)には見せない

せめてと思って
言葉を書き綴るのだけれど

会った時に見える昼の明るさと
会わない時に言葉から受け取る夜の暗さの矛盾さにうんざりしないだろうか

気づけば小学生の頃から
私は布団の中で泣きながら寝ている日の方が多かったのかもしれない

誰も名前をつけないから
ちょっとかっこいいネーミングないかな

他人には見せない夜の姿を持つ者同士が夜を毎日共に過ごすとどうなるんだろう。

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