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子どもの頭の中のイメージを言葉で引き出す方法|#ねるまえノートDay4

2021.12.15 Day4:どのくらいの思い出取り組む?| #ねるまえノート  
『「ねるまえ」ノート』(横川裕之著)に、夫と息子師匠7歳と一緒に取り組んでいます。
49日間のワークをやっての氣付きの記録です。

相手に合う言葉を選んで伝える

ねるまえノートを7歳息子師匠と一緒にやっているけれど、ただ文を読んで、「さあ書こう」というわけにはいきません。

息子の知らない言葉、普段使わない言葉や言い回しがたくさん出てくるからです。

大人に向けた質問を、子どもに向けて言い換えるのってなかなか難しいものです。
小学校教員時代は、ほぼ1〜3年生を担当してきたので、そのときのことが蘇りました。

子どもの頭の中のイメージを言葉にして引き出していく方法を書いてみます。

息子とノートを進める時のやりとり

得たい成果を書かせたときのやりとりです。

①本の言葉(大人の言葉)を、子どもがイメージできるよう言い換えて質問する。
(「この本を通じて得たい成果は何ですか?」だったら、「1人でできるようになりたい事、何かある?」など。)

この時は、「お手伝い」と言いました。

②出てきた答えが具体的になるように、小さな質問を加える。
(「給食が美味しかった」と言ったとしたら、何を食べた?どれが一番好きだった?など)

「何のお手伝い?」と聞くと、「お風呂掃除」とのこと。
「それはもうできているから、まだやれないこと、何かできるようになりたいことある?」と尋ねる。
「お料理」「カレーを混ぜたりとか」
「カレー混ぜるの、もうできるやん。1人で作れるようになりたいものとかある?」と尋ねる。
「カレー」
ということで、目標は「1人でカレーを作れるようになる」となりました。

③口から出てきた言葉を書き言葉に変える。
「それを書こう。何て書く?」

「カレーを作ります」と言ったので、「一緒に作る?1人で作る?」と尋ねる。
「1人で」というので、「じゃあ最初に『1人で』って書こう」というように進める。

④実際に書く。
(字を書いたり思い出したりすることに一生懸命になって、何を書こうとしていたか忘れる時があるので、一緒に思い出したり、もう一回口で言ってみたりしながら)

書いていると、途中で全体を忘れることもしばしば。立ち止まったら、途中まで書いたものを最初から読ませてみる。読んでいくとどんな続きを書くんだったか文脈から思い出せる。

⑤書いたものを1度読んでみる。
(書き間違えに気づける)

見ただけでは、意外と読めていないことも多いので、声に出して読んでみる。

⑥誤字脱字の修正。

気づかないこともあるので、一緒に声に出して読んでみる。自分で「あれ?」と気付ける。

⑦できた〜♪ハイタッチ。

楽しい。がめちゃめちゃ大事。「出来てすごい」じゃなくて、「楽しかった」「出来て嬉しい」を共有する。

言葉を言い換えるときに意識しているのは、相手の経験や普段使っている言葉と繋げることです。一つの言葉に執着しないで、いろんな言い回しで伝えてみながら、「あそういうことか」となる言葉を探っていきます。


子どもがイメージしていることを言葉で引き出す

子どもも大人のように…いえ、大人以上に、いろんなことを考え、イメージを創っています。ただ、それをうまく言葉にできないこともたくさんあります。そのイメージを表す言葉もまだたくさん知らないので、「読んだ言葉からイメージすること」「イメージしたことを言葉にすること」が難しいのです。

だから、いきなり「読んで」「理解して」「書いて」と言っても一度にはできません。

書く・話すということは、その形のないイメージに形を持たせて表現するということです。自分と相手が共通で使っている物なので、見えないイメージを伝えて共有することができます。

小学校で教えていたときもそうでしたが、私が代弁するのではなく、子どもが自分のイメージを言葉と繋げていくことができるように、子どもの頭の中のイメージを言葉で引き出すことを意識して関わっています。

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今日の良かったことが
家に帰ったときに月が見れて良かったです
なんて、可愛すぎました。




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