MUS1CAさんの新カバー曲、新世界を聞いて

まず始めに。
これはyoutubeのコメントで書いたものを拡大解釈し、twitterに適当に書き殴った長文を多少丁寧に言い回す様にしただけの写しであり、大したことは書いてありません。
↓原文はこれ。

ご了承ください。

演歌からアニソンまでと幅広いジャンルを自在に歌いこなす歌唱力の高さに加え、声の伸びやかさと力強さが魅力的なVsinger『MUS1CA』さん。
その方が7/11に、劇場版ワンピースの最新作に使用されるadoさんの「新世界」のカバー動画を投稿しました。

話題が沸騰したまま冷め止まないadoさんとワンピース、双方とももはや説明する必要がない程に有名な方と作品。

そしてまだリリースされて間もない新曲という事もあり、期待を膨らませながら動画のサムネイルを見、それに使用されている文字のフォント見たとき最初に感じたのが

「あれ、なんだか懐かしの雰囲気がするぞ…?」


だったんですよね。
最近ゴールデンカムイとかどこか幕末辺りの作品とかで見たことあるようなフォント。
そして続く極太な縁取り、暖色を基調にし散りばめたハイカラな背景、そしてMUS1CAさんの衣装。
そして流れるMV全体の雰囲気から、これは近未来的な新しい世界感を構築したというよりも、原曲のMVをベースに大正浪漫っぽさを狙って演出してるんだと感じたんですよね。
かなり前にワンピースからは離れてしまいすっかり疎くなってしまったけれども、そういや広告とかのCMを見てると何となく和の要素を感じますし。

だからまずここで『漠然とではあるが近未来的な新しい世界観を取り入れ、それを正面からぶつけてくる』といった予想は大きく外れてしまったんですよね。
おぉお前さんよ、予想を外すとは情けない。

だから新しく考え直しました。



これは恐らく古いとか新しいとから関係なくて、原曲のふわふわとしたVividなMVをベースに構築しても、それは既に敷かれたレールの上を追従して辿っているだけであり『自分の』新世界ではないと。
終わっていようがなかろうが、今ここにはない時代、世界を築き上げそれを流行らせる事こそ『新世界』たる所以なのではないのか、と。
そういう風に勝手に妄想を膨らませ意気込みがあるという解釈にも見て取れたので、一旦は納得したんですよね。
そう、

一旦は。


そして最後に差し掛かった時、確信しました。

あ、違った。

これ最後のこれを見せるためにわざとやってたんだって。
今までふんだんに使われていた極太な線での縁取り、暖色を基調にし散りばめたハイカラな背景、どこかで感じていた実家のような安心感。
それを落とし込んで納得して安心してしまっていた、古き良き世界と呼ばれるもの。
それをものの見事にぶっ壊して、その先に見えたのは青空、新しい世界。

見事にやられました。


古きよきものは残しつつも新しきを築き上げる、これがこの人の『新世界』なのだと。

ありがとうございました。

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