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世界侵略ロサンゼルス決戦

全く期待せずに深夜に観た映画特有の謎の面白さ。

いきなり全世界が宇宙人に侵攻されるパニックアクション映画なんていうと、秒でスルーしかねないですが、意外にも面白かった。

概ね評価点が低いのは、この手の映画に高得点をつけるのは躊躇われるという理由が大きいからだと思われます。5点満点だと、多分0.5点くらいは、なんとなく差し引かれている可能性が非常に高いのでは。

もちろん、大いに期待して観るとガッカリするかもしれませんが、このタイトルの映画をそれほどの期待感をもって観ようとする人が居るとすれば、そちらの方が問題です。

なにせ、世界侵略ロサンゼルス決戦です。

主演は、どこかで見たことがあるけど、何に出ていたかはあんまり思い出せないアーロン・エッカート。出演作をチェックしたところ、5本以上見ているので、どっかで見たことあるわけです。
大作の主役を張るようなタイプではないけど、なかなか味のある役者で、海兵隊役にはぴったり。今回は、過去に部下を死なせてしまい忸怩たる思いを抱える海兵隊員を演じていて、まさにはまり役です。

彼が引退を決意したタイミングで、宇宙人からの攻撃が始まります。「非常事態にはお前の力が必要だ」って事で、彼はある部隊に編成されますが、そのリーダーは彼を疎ましく思い、またそのチームの中には、彼がかつて死なせてしまった隊員の弟が所属しています。

いつ破綻してもおかしくないような人間関係のリスクを孕んだ状態で、圧倒的な戦力を持つ侵略者たちとの戦いが始まります。

不信感で始まった人間関係が、共に戦っていく中で改善され、不信感からリスペクトへと変わって行くところは、この映画の見所のひとつですが、今一つ刺さってくる熱は弱いです。まぁ、こういうのは熱すぎても鬱陶しいので、匙加減は微妙になりますが、、。
でも、単純に面白くて楽しめます。

7.5

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