ことばのちから
好きな詩人の言葉を呟いた
ため息が出て少し手が温まる
自分には到底思いつかない言葉たちが
ぼくのどこか深いところに刺さる
なんて甘美なひととき
まとまった時間が取れなくて
なかなか読む機会がなかったから
久しぶりにゆっくり言葉をなぞる
どこか弱くて優しくて時々ずっこけて
そんな姿勢に強さを見る
大切に読んでいます
時々泣かされたりしながら
救いのない現実の中で
その言葉に救われている
出会えてよかったと思う日々
ぼくの言葉にもこんな力が
宿る日はくるのだろうか
そんなことを思い砥石にのせる思考
今はただのくず鉄だとしても
いつか刃物のようにできたらいいな
好きな詩人の詩を読んで
ふと北の空を眺めている
同じ時を生きていることの
よろこびを胸裡に感じながら
(2024.2.9.12:23)
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