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7-7 風光明媚な石灰棚 〜トルコ・パムッカレ〜

雪のように白い石灰棚、その名もパムッカレ。トルコ語で「錦の城」を意味し、古くから綿の生産地として有名でした。古代都市のヒエラポリス遺跡群とともに世界複合遺産に登録されています。検索エンジンには「パムッカレ がっかり」と多数ヒットしますし、入場料も30€と高いことから数日前までは諦めようと思っていました。それでもトルコで来てみたかった場所の1つだったので、意を決して行くことにしました。

入場前から迫力あります。

入場口に向かう道中で既に目の前に広がる白い石灰棚。リサーチ通り30€を支払って入場。石灰棚の上では土足禁止なのですが、歩きやすさは皆無で実質足ツボマッサージ。しかも距離が結構あるので、写真を撮りながらゆっくりと歩きます。景色は素晴らしく、これが見たかったんだとテンションが上がります。わずかながらに温泉が湧き出ている箇所もあり、足湯感覚で浸かることができます。

相当枯渇していますが、これが現状です。

ヒエラポリス遺跡群は広大で、全てを見て回るのには2〜3時間は必要です。春らしい陽気も相まって、遺跡群の中を歩き回るだけで気持ちが良いです。ローマ時代の野外劇場は保存状態が良好で、存在感があります。野花と緑の相性は素晴らしく、まるでゼルダの伝説BotW内で冒険するリンクの気持ちです。

ヒエラポリス古代劇場
コログがいそうです。

夕方まで散策してから再びパムッカレへ。夕日の染まる石灰棚はまさに絶景。写真で見たものと同じ景色が目の前に広がります。本当に来て良かったです。ネットの情報に振り回されず、自分の目で見て確かめる事がこれほど重要だったと再認識しました。政府の温泉リゾート開発のためにお湯の流れを変えた結果枯渇してしまい、かつての姿とは程遠くなってしまいました。あたり一面絶景ではなかったものの、綺麗なターコイズブルーは健在でした。パムッカレの景色が見られなくなるのも時間の問題かもしれません。だからこそ今しかできない自分なりの旅を続けていきたいと思います。

至福のひと時です。