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6-2 天地対称のアラベスク 〜インド・アグラ〜

バラナシから寝台列車とオートリキシャを乗り継いで計14時間、移動距離およそ650kmの大移動の末にアグラ到着。列車の遅延は2時間程なのでご愛嬌。アグラでの目的はただ一つ、イスラム建築の最高建造物「タージ・マハル」を見ること。インドといえばタージ・マハルという印象が強いので、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

早朝ですが足元は軽いです
西門からいざ入場

タージ・マハルを一言で言うと「お墓」。ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡き妻ムムターズ・マハルを偲び作った霊廟です。全てが大理石で出来ております、完成時には「天の楽園をも凌ぐ美しさ」と称されました。タージ・マハルは左右対称な設計ですが、上空から見ると点対称、中央の水路を眺めると天地対称にもなっています。いつ、どこからみても美しいです。
唯一非対称になっているのが棺の安置場所。写真撮影禁止なのですが、確かに西側に寄って2つの棺が置かれていました。理由は色々あるみたいですが、どれが真実なのかは分かりません。

遂にご対面

自分が行った日はまさかの無料開放日でした。色んな事が重なって日程がずれてしまったのですが、ずれ込んだ日が無料だなんて思いもしませんでした。インドでは観光スポットの殆どで外国人料金が設定されていて、インド在住者よりも10倍以上は高いです。タージ・マハルも例外ではなく、インド在住者50ルピーに対し、外国人は1300ルピーもかかります。インドでの1000ルピーはとても大きいお金なので、バックパッカーにとっては本当に有難い限りです。なお金曜日はお休みなので、タージ・マハルに行かれる方は注意してください。

何度見ても素晴らしいです