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1-2 陸のハロン湾へ 〜ベトナム・ニンビン〜

南北統一鉄道を使って、次の目的地であるニンビンへ移動。先程は観客として立ち寄ったトレインストリートを横目に約2時間ほどの電車旅。電車の中はなんでもあり。予約している席に知らない人が座っていることはごく普通。音楽もイヤホンなんて使わずに、自分が聞きたい音量で流し放題。車内販売というよりも、給食のようにワンプレートを提供。日本では考えられないような2時間は意外とあっという間だった。

ニンビンは石灰岩質の岩山と水田が織り成す風景が広がる田舎町で、近年注目されている観光地のひとつ。宿の真横の道を牛が歩くほど長閑な町で、ゆっくりとした時間が過ごせる。自転車やバイクをレンタルして散策すると非常に気持ちが良い。

風情がありますね

ニンビンでの目的はチャンアン複合景観を見に行くこと。「陸のハロン湾」とも称される世界遺産だ。小舟に揺られながら景色を眺める時間は、忙しない日常を送る日本人にとって一番必要なものなのかもしれない。ボートは全て船頭さんの人力で進み、途中のチェックポイントにはお寺が点在している。蓮もちらほら咲いており、岩山とのコントラストが素晴らしい。洞窟の中を進んだりもするため、隅々まで楽しめる。是非とも自分の目で見てほしいなと思います。

辺り一面この景色
洞窟を出る瞬間も見どころの一つ
屈まないと頭がぶつかる所も進んでいきます
ずっと景色が良い

ニンビン名物のヤギ料理も食べた。特別美味しいわけではない。コリコリしているので、好き嫌いが分かれそうな気がします。なお、ベトナムで食べた料理で一番高い食べ物でした。

羊肉プレート(160000VND)

近くにはニンビンが見渡せるviewpointもあったりして、自然を感じることが出来た。喧騒のハノイの後にニンビンを訪れる事は、結果的に正解だった。また戻ってきたいと思わせてくれる、素晴らしい場所だった。

長閑なニンビンの町並み