チーズコットゥを食べて親戚の家でトイレに立て籠る。
事件はチーズコットゥを食べた後の助手席で起こった。
お腹が刺すような痛みが走る。
(グー。キュルキュルキュル・・)
kadawathaに向かう途中でお店でご飯食べた。
チーズコットゥとシーフードのフライドライスをみんなで食べる(今思えば私以外はチーズコットゥの味が変だと言っていた)
私は「おいしい、おいしい」とチーズコットゥをおかわりした。
お腹が満たされた後、奥さんの親戚のお家へ車で向かう。
Podi aiya(お義兄さん)の運転は上手い、そして速い。
私のお腹は到着まで車のストップアンドゴーに耐えられるのだろうか。
お腹の調子は不規則な腹痛の波に常に襲われている。
そういえばserendip(シンハラ語のオンラインクラス)でお腹を下すことをබඩ යනවා(バダ ヤナワ)とスリランカ人の先生から昨日習ったばかりだ。
බඩ(バダ) は お腹
යනවා(ヤナワ)は 行く という意味である。
お腹の中のものが出ていくというイメージらしい。
教えてくれた先生の話ではබඩ යනවා(バダ ヤナワ)は「お腹を下る」という意味で直接的だからあまり使わないと言っていた。
確かに日本でも、恥ずかしさもあってお腹の調子が悪いなど直接的な表現を避けるだろう)
車は大きな幹線道路を右折して生活道路に入る。
舗装はされているものの大きな穴ぼこがところどころ空いている。
ちょうど助手席の私の下を大きな穴ぼこが通過して、TOYOTAのカローラが上下に揺れる。
(あー やば、やばい。)
穏やかなお腹の調子が一気に急下降する。
暑さからではない冷や汗が背中を伝っていく。ありがとう Podi Aiya。
車の冷房は「Lo」(最大冷房)を示している。車内はキンキンだ。
・・・・・車はAmma(お義母さんの)の弟のお家に到着したようだ。
私は挨拶もすぐにトイレへ一直線へ駆け込む。
(あー まだ名前も言ってないのに・・ごめんなさい)
それからトイレを出て、ソファーにぐったりしながら甘いフルーツジュースを飲む。
家族や親戚は私を心配している(そういえば ちょっと笑われていた)
トイレ→ソファ のループを6回繰り返した。
その間コーヒーやAsamodagamを飲んだり、ケセル(バナナ)を食べたり、Ammaの弟さんに近くの薬局でお腹の薬を買ってきてもらってラムネみたいな錠剤を飲んだりした。
・・・嵐は去っていった。
6回目のトイレが終わった頃、15歳の娘さん(お義母さんの弟の娘さん)が帰ってきた。
他のスリランカの子供と同じくその子も物凄く恥ずかしがっている。
すぐにお母さんの後ろに隠れてしまう。
「恥ずかしいの?」と聞くと
顔を両手で覆っている。手の隙間から白い歯が見える。
何を15歳がかわいく恥ずかしがることがあるのだ。
私はこの家に初めて来た30歳の日本人でもう6回もトイレを借りているのだ。
私の方が恥ずかしいに決まっている。
とにかくお腹が元気になってよかった。そして笑ってもらえてよかった。
6回もトイレに行った日本人として覚えてくれるだろう。
(年齢以外の自己紹介は今度することにしよう)
私は前日に習ったばかりのシンハラ語のおかげで自分の非常事態を伝えられた。
ありがとうserendip。ありがとう家族のみんな。
**学んだこと************
・お店で食べるチーズコットゥはたまに当たることがあるようだ。食べる前にもしもの準備をしておこう。
・Ammaが作ってくれるご飯は全て美味しいし、お腹を下してこともない。今度コットゥは家で作って食べることにしよう。
何かが起こってからでは遅い。大事になる前に周りにSOSを伝えよう。
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その後 家で作って食べました😋