がん治療で終わり、じゃない

私が乳がんになったのが2015年。手術と抗がん剤治療をしました。抗がん剤治療で閉経し、更年期障害の症状が。2017年に卵巣も切除していることから、更年期の症状はさらに決定的、というか悪化(で今に至る…)。

また、2016年はじめに抗がん剤治療が終わった直後、多動な娘と腕の引っ張り合いになり、手術した右側の腕が腫れてしまいました。リンパ浮腫を発症してしまったのでした。(乳がんの手術で腋窩部分を切除することで腕に浮腫を発症することがある)

リンパ浮腫は軽度のもので専用のスリーブを装着していたら浮腫は引いてきたので、ようやく昨年定期的な診察は終わりにしたのですが…

さっき、加湿器の水を交換しようとタンクを開けようとしたらとても硬くて思い切り力を入れてしまいました。右腕が痛く腫れぼったく感じ、あ、やばいかもと思って、右腕を見たら少し浮腫の症状が(左より血管が沈んでる…)。

と言っても多分すぐ腫れたというより、日頃の私の気の緩みから、右腕に少しずつ負担をかけてたのかなと。それに気づいたというか。リンパ浮腫はなかなか手強いんだな、と改めて認識しました。一度なってしまったらずっとケアは必要なんですね。
ケアは、とにかく重いもの持たずに負担をかけないことですけど(あと、保湿をしっかりする)。

がんの種類にもよると思いますが、がんの治療だけして「終わり」じゃないんですよね。がんになってなかったらまだ更年期障害に悩まされることもなかった。重いものを持つのに神経を使わなくても良かった。

なってしまったものはどうにも変えられないから仕方ないですが、私ががんをまるっと忘れて生活できないのはこういったことがあるからです。こういう症状がある度に私はまだサバイバーなんだなと感じます。

浮腫感が続くようだったらまたスリーブつけてみよう。ていうか、つけて寝ようかな。


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