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13年の派遣勤務から正社員へ、CADオペレーターが語るものづくりの面白さとやりがい【Interview.04】

日本鋳鉄管で働く社員を紹介するインタビュー企画の第4弾では、13年の派遣勤務歴から正社員となりCADオペレーターとして活躍するHさんをご紹介します。周りからの信頼が厚く、頼られているHさん。上司からは「なんでも卒なくこなす」と太鼓判を押される存在です。

ちなみにCADオペレーターにあまり馴染みのない方にご説明すると…

CADはパソコンの製図ソフトで、建築業界や製造業界、インテリア業界はもちろん最近ではアパレル業界やCG産業でも使われています。たとえば建築業なら、部屋の間取りの制作をCADを使って行ったりします。当社の場合ですと、水道事業体に提出する、水道管の配置の製図をCADを使って行っています。Hさんが行っているのは、CADを使用して工場内で制作している商品の製図です。

長く働ける居心地のよい会社だと感じ正社員へ

 日本鋳鉄管に入社した経緯を教えてください

元々派遣社員として13年働いていて、社員にならないかとお声がけいただいたため、入社しました。派遣のため自身でこの会社を選んだわけではなく、最初は偶然派遣先から配属されただけでした。ですが、周りの方が優しく、気軽に質問できる働きやすい環境だったため、実家からも近く利便性がよかったこともあり、正社員として働き続けることにしました。

「社員にならないか」とセンター長から直々に声をかけられたときは素直にうれしかったです。迷いなく承諾しました。あの時が人生のターニングポイントだったと思います。

社員になったことで気持ちの変化はありましたか ?

責任感が大きくなりました。派遣のときは必ず上からの指示を仰いで行動していましたが、社員になってからは人から指示されなくても自身の判断で動けるようになりました。自ら考えて行動することを心がけています。

周りは、私をそもそも正社員だと思っていたようで、特に変わりません。逆に驚いていました(笑)。

 一人前になったと感じるようになったのはいつ頃でしょうか

派遣時代を含めたら20年日本鋳鉄管にいますが、一人前になったとはまだ思えていません。周りの指示の仕方や教え方がうまいんだと思います(笑)。

今では、私が教える立場に回ることも増え、人にものを教える難しさを日々痛感しています。長々と伝えても、人によって解釈が変わってしまったりする。だから、指示を出すときは、なるべくシンプルに伝えることを心がけています。

趣味はパン作り、小さな頃からものづくりが好きだった

CADオペレーターになろうと思ったきっかけをお聞かせください

最初は、CADオペレーターなら図面を描くだけで人と関わらなくてもよいなと思っていたんです。ですが日本鋳鉄管で働くうちに、図面を描くには人との関わりが大事なことに気づかされました。書いた図面をもとに仕事する人のことや、同じチームの動き、さまざまなことを想定する必要があり、決して一人ではできないんです。

今ではそれが仕事のやりがいのひとつとなり、コミュニケーションを取る楽しさも感じられるようになりました。

理系出身なんですか?

いいえ、違います。学生時代には機械工学は学んでいません。学校で勉強したわけではなく、会社に入ってからCADの使い方を覚えました。CADが少し使えるから日本鋳鉄管に入社したのですが、日本鋳鉄管が使っているソフトは、自分の使えるCADとは違うソフトでした。CADには1種類しかないと思っていたから驚いたのをよく覚えています。日本鋳鉄管に入ってから今のCADソフトを習得しました。

学生時代に学んでいないとCADオペレーターになれないということはありません。自分の努力ややる気次第で習得できると思います。

ものづくりはもともと好きですね。子供の頃から時間を忘れて何かを一心不乱に作るのが好きでした。実家が内装業を営んでおり、昔から電動工具などに囲まれて生活していたんです。ものづくりが身近にあった影響もあるかもしれないですね。

子供の頃は工具に興味がなかったのですが、大人になってからは木工やDIYにも挑戦するようになりました。ベッドキットを自身で組み立てを行った経験もあります。

そして今はパン作りにハマっています。作るのも好きですが、食べるのも好きなんです。料理はものづくりが出来る上に、そのあと食べられる。一石二鳥で最高だと思っています(笑)。休日は、家でパンを焼くことが多いですね。

女性のCADオペレーターがさらに増えれば

長く在籍されていますが、ここ最近の日本鋳鉄管についてどう感じていますか?

コーポレートサイトがリニューアルされ、新しいニュースで頻繁に更新されるようになり、会社が変化するタイミングなのだなと感じています。今までやってきたことはもちろん大事ですが、新しいことに挑戦し、変化し続けることも大事ですよね。日下社長が就任してから、職場の雰囲気や働き方が大きく変わりました。皆が変化に前のめりになったと感じています。

私自身も業務を行う上で「こうした方がよいのでは?」、「こういう風にやろう」と工夫や改善に意識的になりました。新しいものを作り出す部署なので、変化を日々実感できるのはとてもおもしろいです。新しいものを作り出すのは、ルーティーンの仕事よりも難しく苦労もあります。ですが、今よりも会社や私たちが開発するものが、より良くなるなら楽しみですし、やりがいを感じます。


 今後の目標を教えてください

みんなをサポートする役割を担えたらと考えています。忙しい部署なので、皆が効率的に働けるように職場を整えて行けたらと思っています。

また、会社に女性のCADオペレーターが増えて欲しいという思いもあります。今のCADは操作性が簡単で、勉強したら、すぐに使えるようになるはずです。わからないことがあっても周囲と協力し合って習得していけばいいので、CADオペレーターに挑戦する人がもっと増えてほしいですね。いろんなCADオペレーターが増えれば、良いアイデアが生まれ、さらに良いものづくりができるはず。それが叶えられたら嬉しいです。

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