餃子と紹興酒

◆餃子の歴史? 
いつごろから食べられていると思いますか?
紀元元年(漢時代)(BC6)遺跡から餃子と思われる食べ物が発見。重要な穀物として小麦粉が栽培される。
400~600年(南北朝時代)今のような半月型の餃子が広まった。唐時代の古墳からも化石が発見。
小麦粉料理が一般的に食べられるように。
1600年頃(明時代)1300~1600年頃から、大みそかの夜から元旦の朝にかけて縁起物として、餃子を食べる習慣ができる。日本の書物に初めて「餃子」が出現。
1945年頃満州にいた日本人が帰国した際、故郷の宇都宮に餃子を伝えその後全国に広がったそうです。

テーマのもう一つ、「紹興酒」について
紀元元年 (漢時代) 今日の紹興酒の醸造法の原型が成立する。AD300年頃 三国志の曹操が禁酒令を出すほど普及。王羲之 会稽山「蘭亭」にて「曲 水の宴」を開催。
1100年頃今の紹興酒に極めて近いものができたと伝えられる。※紹興酒は蓬莱春酒と呼ばれ、皇帝・大臣への贈物として一般酒とは別扱いであった。1600年頃 (明時代)越酒(紹興酒)は、中国全土に名前が知れ渡り、銘酒としての地位が確立したそうです。
1972年日中国交正常化。紹興酒が日本に輸入解禁 紹興酒もふる~いお酒です。

◆餃子と紹興酒の歴史をまとめてみました!!

◆餃子のお話しをします。
【中国の餃子】 中国では水餃子が主流。水餃子は餃子をゆでて、お湯を切りお皿に移して食べます。 日本は主食が「ごはん」だったこともあり「おかず」として食べますが、中国では主食として食べるのです。
【餃子の名前?】 中国では餃子(ジャオズ)と。jiao(レ) zi(-)呼ばれています。
【焼き餃子?】 中国では、残った「水餃子」を焼いて食べるのが「焼き餃子」。(このようにして焼いた餃子を鉄貼=グゥオティエ)。最初から焼いて食べる餃子=鉄貼(グゥオティエ)もありますが、 屋台料理では、形は 具を包む感じで皮で巻き、両側をあけたままにして焼く料理です。

【餃子は縁起物】 中国では、餃子は「縁起物」としても食べられています。それは、餃子の形が昔の貨幣に似ていることから、「お金に恵まれるように」という願いが込められています。また、中国で「子供を授かる」=交子(ジャオズ)と 餃子(ジャオズ)、同じ発音であることからも大変縁起のいいものであることからおめでたい席で食べられるお料理です。 【餃子は日本で言う「年越しそば」?】 大みそか(旧正月)の夜から元旦にかけて、餃子を縁起物として食べられています。これは、明時代(1300年頃)から始まったともいわれ、餃子の中に小銭や銀貨を包み、この餃子にあたった人は、新しい年の幸多きことが約束されて いるといった運試しの風習もあります。

◆餃子と紹興酒は共通点があります。それは「小麦」です!! 餃子の皮は小麦粉を練ったものを使います。 紹興酒の麹は「小麦麹」。小麦を砕いて練ったものを麹にして使います。

◆夏は、熱い餃子+冷や紹興酒のコラボをお楽しみください!!



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