いつか終わるけど、終わりじゃない
この前、お母さんに会いに行ったときのこと。
お母さんとは離れて暮らしているのだけど、年月を重ねるにつれて、一緒に過ごせる時間の限度が、その儚さが身に染みていく。
それは、なにが起きるか不透明な人生のなかで、たった一つの揺るぎない事実。
キッチンで横に並び、ご飯を作る。
ダイニングテーブルで、一緒にみかんを食べる。
心地よい春の太陽にあたりながら、犬の散歩に付き合う。
たったそんなこと、なのかもしれないが
この時間がずっと、ずっと続けばいいのに、とふと思ったりする。
そうは