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1歳~1歳6ヵ月

>微妙な会話。

仕事から帰るなり、
『今日(息子)がなんだか歩いたような気がするよ』
と曖昧な報告をされてもリアクションに困るだろう。そりゃ困るだろう。
なにもかも半信半疑だもの。

>不動の心

なにごとにも動じない人になりたい。
いつも柔軟でいられることは、人生において強みだと思う。
たとえば、私にひとつだけ天から望むものを与えられるとしたら、
どんな出来事にも負けない不屈の心を願う。

ってなことを、
うっかりヨーグルトを落っことして食べそこねて考えた次第。
おなかがすいていたので、非常にうろたえてしまった。
逆境に負けない強さを、
どうかわたしに。

>それはヒミツだったのに。

息子はうちのご主人さえ知らない秘密のお菓子の隠し場所を知っている。
わたしのお宝たちがいつの間にか、床に散らばっている。
子どもの前で悪いことはできないなぁと、
親になったわが身を実感するような出来事だ。

>やる気

年末に向けて少しずつやっていこうと、やることを項目にして張り出すほどの情熱で計画したプレ大掃除計画だが、モチベーションの低いことはなはだしい。
リビングに張り出されたこの計画書を前に、ご主人は無関心を決め込んでいる。
口を出すと巻き込まれることがわたっているせいだと思われる。
長年の生活の上に身に付けた彼の賢明さが、ちょっといやらしい。
ついには『だって掃除したってあんたまた汚れるんでしょ』と、排水溝に向かって恨めしげにつぶやく私を、誰か叱ってみてはくれないだろうか。

>立てば歩めの親心

ハイハイを始めるまでにさんざんやきもきさせた息子ですが、
あんよにいたっても親をやきもきさせております。
たっちはクリアしてるのですが。
近頃はヒザ立ちのまま移動することを覚えて、ズボンのひざの消耗がはげしい・・・。
あなたはとうとう二足歩行をあきらめたのですか!
もうほんとに抱っこするのがしんどいんだっ!
と声を(心の中で)大にして叫んでいたところ、
あれ?あれれ?
いつの間にか、また一本歯が生えている。
テレビのお姉さんの「バイバイ」にバイバイを返している。
「ワンワン!」と教えてくれる。
あんまり気を取られていると他の成長を見逃してしまうよ・・・とちょっぴり反省する母。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
とりあえず、今日も息子は笑ってる。

>いもようかんを作ったよ。

さつまいもをたっぷりいただいたので、はじめていもようかんを作る。
しっかりアク抜きしたあとゆでてつぶして、鍋にかけながらサトウと塩を加えて練るのだが、これがけっこうな重労働。
大根をおろすのさえ悲鳴をあげるわたしの軟弱な腕は、一キロちかいイモを練り上げてねをあげた。
こんなときによりにもよって背中におんぶで寝こけている息子も恨めしい。
いったい日々何の拷問を強いられているのか私は、と責任者に問いたい。
責任者、出てこい。
かくも出来上がったいもようかんは、素材のよさのおかげで美味しかった。
また作ってもいいかな、と思うぐらいに。
せめてこどもをおんぶしていないときにしようと思う。

>毛ボと餅

息子をひざに乗せてテレビを観賞していたご主人が、
「なんだ、このきたないのは・・・」と言ったのが聞こえたのだが、おそらくそれは『えいごであそぼ』(NHK教育テレビ)のケボのことだと思われた。
ご存知の方もいるであろうが、『あそぼ?』と誘われても親としては「あのこと遊ぶのはやめなさい」といいたくなるような外見だ。
もうひとりの方はふくれたモチのような形状で白い見た目にだまされがちだが、ひとの分の食べ物まで盗み食いしてとぼけるようなどうしようもないやつなのでこちらも親の心情としては難色をしめしたい。

>禁断のお菓子

ご主人に内緒でキャラメルコーンを食べていて、ちょっと席をはずしていたらいつの間にか息子が袋をあけてキャラメルコーンを食べていた。
彼のツボにはまったらしく、ちっちゃなおててで次から次へと夢中で食べていた。
ご存知のとおりさくっと軽い食感が後を引くくせに非常に高カロリーなダイエットの敵であるお菓子なので、乳幼児には向かない。
しかし親のわたしが食べているものを、子どもに禁じることもできまいて。
これからはご主人だけでなく息子の目も盗みながら食べなくちゃならない。
東ハトさんよ、いっちょ『1さいからのキャラメルコーン』とかつくってみてはくれないか。
ついでに『食べても食べても太らないキャラメルコーン』も作ってくれるとありがたいのだけど。

>足して引いて、いくつ?

昨日キャラメルコーンを食べるムスコを見て、
これは甘すぎない手作りのおやつを与えたほうがよいのではないかと反省。
あまっていたホットケーキミックスで蒸しパンをつくったはいいが、できあがった14個のうち帰宅したご主人が4個食べた。
息子のおやつにしようと残ったのが3個。
さて残りはいくつでいったいどこに行ったのか。
・・・・・
というような問題をテスト問題作成に悩む教員にささぐ。

>すくすく育つ。

ほっぺ!というと頬に手をあてるし、
お鼻ツン!といえば自分の鼻を指でさす息子ではありますが、
おへそ!というとなぜか股間を両手でおさえる
なんだか間違っておぼえてしまったようで・・・。
でもにやっと笑いながらのそのポーズがかわいいので、実家にいくたびにそれで笑いをとっているうちに訂正できなくなった。
わたしの育て方、間違ってる?

>1月1日

あけましておめでとうございます。
みなさまにとって幸せな一年となりますように、心よりお祈りいたします。
そして年末ジャンボ宝くじにはずれて意気消沈しているみなさまに、
地道に働こうよ、とエールを送りたいと思う。
そしてどなたか、ほがらかに「お前もな」とか突っ込んでください。
そもそも買ってもいないんだから当たるわきゃないのだが。

二足歩行をマスターした息子はこんな感じに公園デビュゥ。

>今朝の一幕

今日からご主人が出勤。
日中の息子の遊び相手という負担がどっとわたしにのしかかる。
「いっちゃいや」
と追いすがりたい気分だが、いうまでもなく彼本人こそが
「行きたくねぇ・・・」
とつぶやいていたので、もっともだと思った。
もちろん普通に送り出した。
お正月気分にピリオドがうたれた今朝の出来事だ。

>お散歩~

ここのところ毎日通っている公園のベンチに、寝袋が干してあったりコンビニ弁当とおぼしきゴミがあったりするのだが、誰か住んでいるのか。
息子がそのゴミの一部をひろってとりあげると泣くので困っておる次第。
今日の戦利品は、ペットボトルのキャップ。
さりげなく気をそらしつつ取り上げるという知恵くらべは、本日もなんとかわたしの勝利に終わった。
それにしても体力ついたよなー、と思う。
最初は10分程度だったお散歩も、今日は公園内で30分近く歩き回っていた。
果ては自分の影を追いかけるという無限ゾーンへと足を踏み入れた息子に、母として「そんな不毛なことはやめなさいよ」と言っていいものかどうか大いに悩む。
どうせ言ったところで通じるとは思えないが。

>戦々恐々

成長期に必ずおとずれるといわれる子どもの「なんでなんで?」期。
もし答えられないことを聞かれたらどうしようと思うと夜も眠れない。
「雪はなんで白いの?」とか、
「おかあさんはなんで痩せないの?」とか・・・

>ヒゲキ

今朝は昨日の夕飯の残りの野菜スープを温めて
肉まんと一緒に食べようといそいそ準備。
ささやかな至福のいっときをもとめる私。
ところがスープは息子にひっくりかえされふきんを手に戻ってきたら
肉まんはひとつは床におっことされておりもうひとつが息子の手の中でぐしゃりとつぶれていたのを目にした瞬間、もう涙で目の前が見えない。

>ばあちゃん

うちの子は寝グズ魔でおんぶしたり添い寝したり授乳したりしてやっと寝付くタイプなので昼夜問わず寝かしつけには苦労がともなうのですが、一度実家の母が抱っこして歌を歌ってやっていたらこてんと寝てしまったことがある。
たぶん親子だけに声が似ていたのかもしれないが、これには大変驚いた・・・。
そんなわけでおばあちゃんになついているわが子に、「おばあちゃん」と教えているがさすがにまだ言えないようだ。
(聞いて理解はしているようで「おばあちゃん」というと寄っていったりはする)
そこでできるだけ言いやすいようにと、「“ばぁば”だよ」と教えてみたところ、
「ばばあ!」と返された。
これをうちの母が喜ぶかどうかは割とギャンブル。

>買い物

パンダがオモチャを物色中。

今日は見るだけだよ~と。
なぜなら千円以上のオモチャは誕生日とクリスマスだけと決めております。
おばあちゃんとおじいちゃんと、うちの姉たちにもらったお年玉はその時までとっておくのです。母が。
わたしが幼少のみぎりに抱いた親への疑惑をわが子が口にするのはいつのことか…。

息子は欲しい欲しいとぐずるようなことはまだないのだが、
隣で買ってやりたい買ってやりたいとうずうずしているご主人を止めるほうに苦労する。

>夢

息子を連れて実家に遊びに行き、遊びつかれた子どもと寝てしまった。
ふと気づいたらお客が来ており、いまさら起きるのもなんなので寝たフリをしていたのだが、目が覚めてしまったらしい息子がわたしの顔をいじくって遊びだす。
それでもひたすら寝たフリをするはめになり、それを見ていたうちの姉が笑いをこらえているようだった。
ああこれが夢だったらいいのに、と強く思うときほど夢だったためしがない。

>休日のひとコマ

夕方のことであるが、おコタ(※コタツ)で横になって眠っているご主人の腰の辺りに両手をついた息子が中腰になってうーんうーんとウ●チをしているのを目にする。
そのあと寝ている彼の横でぷんぷん匂うオムツを取り替えたわけですが、そんなこと意にも介さずにぐぅぐぅ寝ていたご主人のふところの広さが笑いのツボ。

>変遷

産まれたときはこんなだった息子も

こんなことができるくらいに成長すると

インテリアとか機能性なんて二の次になり

育児も合理的になる(映像自粛)。

>しまじろう!

著作権に抵触する心配のない、
ご主人が描いたしまじろう。

>我が家のこんだて帖

今日のこんだてをざっくり説明すると、
塩さば、
納豆、
切り干し大根の煮物、
大根とその他野菜のみそ汁、
たくあんときゃらぶき、
…とさながらダイコン祭りのような有り様なのだが、
うちのオットがそういうことに疑問をもたない(もしくは気がつかない)おおらかな人柄で大変よかったと思う。

>あるワンシーン

息子のおもちゃの車・・・。
幼稚園バスに乗りあげるプリウス、さらにせまるスカイライン・・・。
園児たちは無事なのか。
待機中の緊急車両軍の奮闘をいのる。

おしりからしまじろうをはみだしながらナチュラルに遊ぶムスコ

>ペット用品

息子のオムツの匂い対策によい消臭剤はないかと買い求めたのが、“気になるペット臭用”だったことにオットから意義を申し立てられたときにはぴんとこなかったわたしだが、
実家の母が余っていたペット用のトイレシートを息子のオムツにどうかと勧めてきたときにはさすがに逡巡した。
あのときのオットの気持ちがようやくわかった気がした。

散髪にも慣れてきた


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